この記事では、転職エージェントの断り方について詳しく解説します。
そのまま使える例文や断るときの注意点をご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
著者:転職FIELD編集部 2024年6月7日更新
転職エージェントとは、転職のプロであるキャリアアドバイザーから無料でサポートを受けられるサービスです。さまざまな民間企業が提供している転職サービスになり、転職時に利用する方は多いと思います。
その中で「転職エージェントを断ることはできる?」「断り方を知りたい」などと悩まれることがあるのではないでしょうか。
転職FIELD編集部
この記事では、転職エージェントの断り方について詳しく解説します。
そのまま使える例文や断るときの注意点をご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
転職エージェントからの求人紹介やサポートなどを断ることは可能です。
キャリアアドバイザーと転職者のゴールは内定先を見つけることになるので、「合わない・必要ない」などと感じた場合には、正直に断ることが大切になります。
実際に断る方は多いため、「断ったら悪いかな」などと悩む必要はありません。
また、断っても転職活動に影響が出ることは考えにくいです。断ったことを他の転職エージェントや中途採用を募集している企業に情報共有されることはありません。
転職FIELD編集部
自分にとって「必要のないこと」と感じたときには、我慢することはなく断ることをおすすめします。
参考転職エージェントに失礼のない断り方とは?ケース別のおすすめ文例も紹介!
転職者がサービスを断ることが可能なように、転職エージェント側に断れることもあります。
例えば、希望する条件に一致する求人を取り扱っていない場合は、「紹介できる求人がありません」という理由から登録を断られます。実際に断られた経験のある方は多く、「どの転職エージェントにも登録できる」というわけではありません。
転職エージェント側に断れる理由は下記の通りです。
・紹介できる求人がない
・年齢がサポート対象外
・希望勤務地がサポート対象外
・連絡を無視している
・職歴やスキル的にサポートが難しい など
転職FIELD編集部
転職エージェントに断られないためには、事前にサービス内容を確認することが大切です。
参考転職エージェントの断り方と注意点は?ケース別の例文も併せて紹介!
転職エージェントを断るケースはさまざま考えられます。
そこで、ケース別に転職エージェントの断り方をご紹介します。
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そのまま使える例文もご紹介しているので、下記から参考にしてみてください。
転職エージェントでは、担当者と二人三脚で転職活動を進めるため、定期的に面談を行います。
その面談の断り方としては、メールでの連絡で問題ありません。
重要な内容であれば「電話」で連絡すべきですが、面談はメールで断って大丈夫です。
担当者との面談をメールで断るときの例文は下記の通りです。
『いつもお世話になっております。〇〇と申します。恐れ入りますが、〇月〇〇日に予定していた面談をキャンセルさせていただきたいと考えております。せっかく予定を調整してくださったにも関わらず、大変申し訳ございません。次回の面談日程につきましては、後日メールでご連絡させていただきます。今後とも、よろしくお願いいたします。』
転職者は「サービス利用者」になりますが、面談を断るときはお詫びの気持ちを述べることをおすすめします。また、面談サポート自体を断りたいときは、その旨もメールに記載してください。
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求人に応募していなければ大きな迷惑はかからないの、断ることを悩む必要はありません。
転職エージェントでは、面談で伝えた条件をもとにぴったりな求人を紹介してくれます。
もし、紹介された求人に納得できない場合は、求人への応募を断っても問題ありません。
転職後に後悔しないためにも、納得できない求人は遠慮することなく断るべきです。
紹介された求人の断り方としては、メールでの連絡をおすすめします。
求人を断ることはよくあるため、わざわざ電話で断る必要はありません。
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紹介された求人を断るときの例文は下記の通りです。
『いつもお世話になっております。この度は求人案件をご紹介していただき、ありがとうございます。資料や求人票を見て検討しましたが、今回は辞退させていただきたいと考えています。希望給与は私の希望と合致していますが、勤務地が遠方であることが主な理由です。具体的には電車通勤が可能で、通勤時間は片道30分以内の企業を希望しております。勤務地以外の条件に関しては満足しておりますので、このような求人がございましたら引き続きご紹介いただけると幸いです。』
何度も何度も求人紹介を受けられるので、自分が納得できる求人にだけ応募するようにしてください。
なかなか希望する条件を満たしている求人を紹介してもらえない場合は、再度面談してもらうことをおすすめします。
参考転職エージェントから希望と違う案件を紹介された場合の断り方・伝え方
紹介された求人に応募し選考が始まってからでも、断ることは可能です。
応募した企業・転職エージェント側に迷惑をかけることになりますが、別の企業で内定が決まったり、転職に対する考え方が変わることはよくあります。入社しない企業の選考を受け続けることは時間の無駄になるので、選考過程でも断ることをおすすめします。
選考過程での断り方としては、メールで問題ありません。
選考過程で断るときの例文は下記の通りです。
『いつもお世話になっております。大変申し訳ございませんが、先日面接の日程を調整していただいた「〇〇株式会社」ですが、辞退させていただきたくご連絡差し上げました。改めて自分の価値観や〇〇株式会社様の経営理念などについて考えた結果、△△の部分が引っかかり、このような結論となりました。お忙しい中、日程調節をしていただいたにも関わらず辞退することとなり、大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。』
書類選考や一次面接の段階で断る場合はメールで問題ありませんが、役員面接や最終面接の段階で断るときは「電話」で連絡することをおすすめします。
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電話で断るときも上記の例文を参考にしてみてください。
応募した企業から内定をもらっても、転職者の意思で辞退することが可能です。
複数企業の選考を同時進行で受けるケースは多いため、内定後に断ることは少なくありません。
内定後に辞退したいときの断り方としては、電話がおすすめです。
メールでの連絡でも内定を断ることはできますが、今までサポートしてくれたことに感謝する気持ちを伝えるためには、電話での連絡が最適になります。
内定後に辞退するときの電話で伝えるべき内容は下記の通りです。
・なぜ、内定を辞退するのか
・担当者に対する感謝の気持ち
・内定を辞退することに対するお詫び外
転職エージェントは、転職者を取引している企業に紹介することで得られる「紹介手数料」で利益を上げているため、内定辞退を引き止められることがあります。
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そのため内定辞退するときは、強い意識を持って連絡することをおすすめします。
転職エージェントの求人紹介やサポートサービスなどを断るときには、いくつか抑えておきたい注意点があります。
断ったことを後悔したり、大きなトラブルに発展されないためにも、下記の注意点を参考にしてみてください。
「本当に断って良いのか」ということを考える
1日でも早く断るようにする
断る理由を伝える
断る内容によって連絡手段を考える
転職エージェントを断るときは、「本当に断って良いのか」ということを考えるべきです。
一時的な感情で断ってしまうと、後から後悔してしまう可能性が高くなります。
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特に、求人紹介を断るときは慎重に考えることをおすすめします。
基本的に一度断った求人は紹介されないようになっているため、「本当に自分に合っていないか」「魅力的な求人ではないか」などということを考えてみてください。
上記でお伝えした通り、選考過程で断ることも可能なので、「一度、応募してみる」という選択肢を持っておくべきです。
面談や紹介された求人を断ることは、少なからず担当者に迷惑をかけることになります。
そのため1日でも早く断りの連絡をするように注意してください。
特に、面談や選考を辞退するときは1日でも早く連絡することが大切です。転職エージェントでは担当者と二人三脚で転職活動を進めるため、良好な関係を築く必要があります。
また、担当者に連絡しないことはないようにしてください。
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断りの連絡が遅くなってしまう場合でも、連絡することが大切です。
担当者との関係性を崩さないためにも、断るときは「なぜ、断るのか」という理由を伝えるべきです。
例えば、「〇〇という経営理念に共感できないため、今回は応募を断ります」と明確な理由を伝えると、担当者も納得できます。
しかし、「今回、紹介された求人には応募しません」と理由を伝えることなく、断ってしまうと担当者からの印象は悪くなります。
担当者に媚びを売る必要はありませんが、良好な関係を築けように工夫することは大切です。
転職FIELD編集部
担当者に引き止められることが多々あるので、「断る」という意識を強く持つようにしてください。
転職エージェントを断るときに抑えておきたい最後の注意点が、「連絡手段を考える」ということです。
基本的にはメールでの連絡で問題ありませんが、内定後に辞退するケースなどは電話での連絡が最適になります。反対に紹介された求人への応募を断るときは、メールで連絡すべきです。
キャリアアドバイザーは複数人の転職者を担当しているため、求人の断りを電話で連絡することはかえって迷惑になります。
担当者にかける負担を最小限にするためにも、断る内容によって連絡手段を考えることが大切です。
参考転職エージェントの断り方まとめ【そのまま使える例文付き】
転職エージェントを断ることは、内定が遠ざかることにつながります。
そのため断る回数の少ない自分に合った転職エージェントを利用することが大切です。
自分に合った転職エージェントを見つけるうえで大切になる4つのポイントをご紹介します。
求めるサービスを考える
取り扱っている求人を確認する
実際に利用した人の口コミを参考にする
転職エージェントによってサービスの特徴が異なるので、「どんなサービスを求めるのか」ということを事前に考えるべきです。
例えば、「IT業界に関するアドバイスをもらいたい」と考えているのであれば、IT業界に特化しているものを探すことが大切になります。
サポートに注力しているものから、ハイクラスの転職に特化しているものまで幅広くあるので、求めるサービスは詳しく考えることがおすすめです。
転職エージェント別の特徴は下記記事より参考にしてみてください。
転職エージェントを選ぶうえで抑えておきたいポイントが、「取り扱っている求人」です。
紹介された求人を断るケースが最も多いため、希望する条件の求人を多く取り扱っている転職エージェントを見つけることが大切になります。
取り扱っている求人を確認するときは、「職種・勤務地」を重要視してください。
希望する職種・勤務地の求人をどれだけ取り扱っているのか、ということを重要視して確認することで、自分に合った転職エージェントを見つけやすくなります。
転職FIELD編集部
未登録の状態でも取り扱っている求人は検索できるので、登録する前に確認してみてください。
転職エージェントのサイトには、プラスイメージにつながることしか載せられていません。
「登録者数〇〇万人突破」「内定率60%以上」など自社のプラスイメージになる情報しか載せられていないため、実際に利用した人の口コミを参考にすることが大切です。
転職エージェントの口コミがまとめられているおすすめのサイトは下記の通りです。
これらのサイトでは、無料で転職エージェントに関する口コミを確認できます。
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よりリアルな情報を得たい方は、「Twitter」での検索がおすすめです。
自分に合った転職エージェントを見つけるには、実際に使ってみることが大切です。
サービスを受けてみないと分からないことはさまざまあると思います。
実際にサービスを受けてみるときは、複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。
1つ1つ登録してサービス内容を確認していては、時間がかかります。
効率よく自分に合った転職エージェントを見つけるためにも、複数登録すべきです。
また、複数の転職エージェントを利用し続けても問題ありません。
それぞれ取り扱っている求人やサポート内容が異なるので、「自分に合っている」と感じる場合は利用し続けることをおすすめします。
参考複数の転職エージェントを上手に併用する方法│断り方や文例も解説
この記事では、転職エージェントの断り方について詳しくお伝えしました。
転職エージェントの面談や紹介された求人への応募を断ることは可能で、選考過程・内定後でも辞退できます。
転職活動に大きな影響を及ぼすことではありませんが、担当者には迷惑をかけるため、しっかりとお詫びの気持ちを添えて断ることが大切です。
また、1日でも早く連絡することが大切になり、連絡をしないことがないように注意してください。
この記事でお伝えした内容を参考にし、転職エージェントに断りを入れてください。