この記事では転職エージェントの利用を検討している方に向けて、転職エージェントのデメリットを9つご紹介します。
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- 【転職エージェントのデメリット9選】利用すべき人の特徴を解説
転職エージェントとは、無料で転職に関するサポートを受けられるサービスです。テレビや電車で広告されていることから、転職エージェントの存在を知っている方は多いと思います。
実際に転職エージェントの利用を検討している方も多いと思いますが、「転職エージェントのデメリットを知りたい」「デメリットを知ってから登録したい」ということがあるのではないでしょうか。
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転職FIELD編集部
転職エージェントを利用するメリットや利用すべき人の特徴などもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
転職エージェントのデメリット10選
転職エージェントの利用を検討している方は、事前にデメリットを把握すべきです。
事前にデメリットを把握することで、効率よく活用しやすくなります。
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転職FIELD編集部
転職エージェントのデメリットとして挙げられるものをご紹介するので、下記より参考にしてみてください。
デメリット①自由に求人応募ができない
転職エージェントは「登録者⇆転職エージェント⇆企業」という仕組みになっていて、登録者と企業が直接やり取りすることはありません。
担当者と介して求人に応募する流れになるため、自由に求人応募できないです。
サイト内で「良いな・応募してみたい」などという求人を見つけた場合でも、担当者に紹介してもらう必要があります。
また、企業が求めている職歴やスキルを満たしていない場合は、気になる求人があっても紹介してもらうことができません。
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転職FIELD編集部
応募できる求人が限られてしまうことは大きなデメリットです。
デメリット②自分のペースで転職できない
転職エージェントでは、登録者1人につき担当キャリアアドバイザーが付きます。
その担当者が転職に関することを幅広くサポートしてくれるのですが、自分のペースで転職しにくくなります。例えば、「すぐに転職したい」と考えていても、担当者からの求人紹介がなければ転職活動を進められないです。
また、希望よりも早く転職するように促されることもあります。転職エージェント側が急かす理由はさまざま考えられるのですが、転職者にとってはデメリットです。
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転職FIELD編集部
自分のペースで転職したい方には、転職エージェントの利用をおすすめしません。
参考転職エージェントのデメリットとは|向いている人とそうでない人の特徴
デメリット③ブラック企業を紹介されることがある
転職エージェントは提携している企業に人材を紹介することで手数料を受け取っています。
その紹介手数料で利益を上げているため、ブラック企業を紹介されることがあります。
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転職FIELD編集部
特に、規模の大きい転職エージェントでは利益を優先する傾向にあり、ブラック企業を紹介されやすいです。
もちろん転職者の気持ちを理解し、優良企業だけを紹介してくれるキャリアアドバイザーも存在します。
利益を優先しブラック企業を紹介するキャリアアドバイザーが存在していることは、事前に理解しておくことが大切です。
【目的別に紹介】おすすめの転職エージェント19社を徹底比較!
デメリット④条件を満たしていない求人を紹介される
上記でお伝えした通り、転職エージェントでは担当者の紹介でしか求人に応募できません。
登録時に伝えた条件をもとに求人を紹介してくれるのですが、必ずしも条件を満たしている求人を紹介してくれるわけではないです。
勤務地の異なる求人や、希望する福利厚生を満たしていない求人を紹介されることが多々あります。
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転職FIELD編集部
転職者と担当キャリアアドバイザーの間で認識の違いがあった場合に、条件を満たしていない求人を紹介されやすいです。
また、利益を優先して条件を満たしていない求人を紹介されることもあり、なかなか転職活動が進まないケースも考えられます。
デメリット⑤転職エージェント選びが難しい
日本には1万5,000以上の転職エージェントがあり、転職を考えていない方でも「doda・リクルートエージェント」などのサービスは聞いたことがあると思います。
数多くの転職エージェントが存在することはメリットの1つにもなるのですが、登録する転職エージェント選びが難しいです。
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転職FIELD編集部
「どのサービスに登録すべきなのか分からない」と悩まれる方が多く、自分に合った転職エージェントを見つけることに時間がかかってしまいます。
また、なかなか自分に合ったものを見つけることができず、希望していた時期よりも遅くなってしまうこともあります。
デメリット⑥担当者によってサポートの質に違いがある
上記でお伝えした通り、登録者1人につき担当キャリアアドバイザーが付き、二人三脚で転職活動を進めます。
しかし、担当者によってサポートの質に差があり、満足できる丁寧な対応を受けられないことがあります。このデメリットは全ての転職エージェントに当てはまることです。
転職エージェントによって異なりますが、規模が大きい場合は1,000人を超えるキャリアアドバイザーを抱えることになり、全員のサポートの質を把握することは難しいです。
また、事業所によっては利益だけを優先されていることもあり、評判の良い転職エージェントでも質の低い担当者に当たることがあります。
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転職FIELD編集部
担当者の存在は転職成功に直結するため、サポートの質に違いがあることは大きなデメリットです。
参考転職エージェントは使うべき?利用時のメリット・デメリットを徹底解説
デメリット⑦サポート期間が設けられていることがある
転職エージェントによっては、サポート期間が設けられていることがあります。
大手転職エージェントである「リクルートエージェント」の利用規約には、『原則として、利用者個々に当該サービス開始の通知を行った日から3カ月間を上限に提供します。』と記載されています。
つまり、転職先が決まるまでサポートを受けられるわけではありません。
転職エージェントのサポート期間に注意
「転職エージェント=転職先が決まるまでサポートを受けられる」と考えている方が多いため、サポート期間が設けられることは事前に把握しておくことが大切です。
デメリット⑧「転職ありき」で話を進められる
転職エージェントは、転職希望者と企業をつなげるサービスです。
そのため登録したときから「転職ありき」で話を進められます。
転職希望者を紹介することで成り立つビジネスなので当然ですが、「転職ありき」で話が進められることをデメリットに感じる方は多いです。
また、キャリアアドバイザーによっては転職意欲の低い方を相手にしないことがあります。
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転職FIELD編集部
もし、「数年後に転職を考えている」「とりあえず、相談してみたい」という方は、転職ありきで話が進められることを理解しておくことをおすすめします。
参考転職エージェントのメリット・デメリットは?賢い活用方法とおすすめする人の特徴も紹介
デメリット⑨送られてくるメールの量が多い
転職エージェントに登録するときは、メールアドレスの入力を求められます。
登録したメールアドレスには新着求人のお知らせや担当者からのメールが届くのですが、1日に何件ものメールが送られています。
人によっては1日に10件以上のメールが届くことがあり、転職エージェントのデメリットとして挙げられます。
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転職FIELD編集部
特に、転職エージェント専用のメールアドレスを登録していない場合は、仕事やプライベートのメールと混ざってしまいデメリットに感じる方が多いです。
転職エージェントに登録するときのポイント
転職エージェントに登録するときは、専用のメールアドレスを作ることをおすすめします。
デメリット⑩会社に転職がバレてしまう可能性がある
転職エージェントを利用する最後のデメリットが、転職を検討していることが会社にバレてしまうことです。
「それがデメリット?」と思われるかもしれませんが、会社にバレることで退職を引き止められることになります。
引き止められることでスムーズに転職活動を進めることができず、なかなか転職先を決めることができません。
また、会社の中で「転職する人」という扱いになり、雑務やしんどい仕事を振られるようになるケースも考えられます。
会社にばれないように注意
会社にバレてしまうことは大きなデメリットになるので、社内で転職エージェントを利用しないことをおすすめします。
参考騙されるな!転職エージェントの5つのデメリット&7つのメリットと注意点を解説
転職エージェントを利用するメリットとは?
転職エージェントのデメリットをお伝えしましたが、デメリットばかりではありません。
転職エージェントを利用するメリットをいくつかご紹介します。
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転職FIELD編集部
転職を検討している方は上記のデメリットと比較してメリットを参考にしてみてください。
メリット①求人検索する手間が省ける
転職エージェントを利用する最大のメリットが、求人検索する手間が省けることです。
担当者が希望に沿った求人を探して紹介してくれるため、自分自身で時間をかけて求人を探す必要がなくなります。
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転職FIELD編集部
自分で求人を検索できる「転職サイト」には、数万件以上の求人が掲載されているため、かなりの時間をかけて探さなければいけません。
また、キャリアアドバイザーは転職市場に関する情報を多く得ているため、的確な求人を紹介してもらいやすいです。
数万件以上ある求人の中からピッタリなものを見つけてくれることは、転職エージェントを利用する大きなメリットになります。
メリット②非公開求人に応募できる
転職エージェントでは、企業のホームページや転職サイトでは公開されない「非公開求人」に応募できます。
転職エージェントだと応募できる非公開求人
非公開求人とは、企業が希望する条件をキャリアアドバイザーに伝えて、その条件を満たしている方にだけ紹介する仕組みの求人です。
企業の条件を満たしている状態で応募できるため、内定率が高く公開求人よりも高待遇・高収入で採用されやすくなります。
また、非公開求人は人気企業や上場企業が使っている採用方法になり、転職でキャリアアップできる可能性が高いです。
メリット③日程や条件を決めてくれる
転職するときは企業と面接日や入社時の条件を決めなければいけないのですが、転職エージェントを使うことで担当者が全て代わりに調整・交渉してくれます。
日程や条件を決めるのはかなり面倒なことなので、代わりに調整・交渉してくれることは大きなメリットです。
また、自分では交渉しにくい「年収」に関しても代行してくれます。
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転職FIELD編集部
実際に年収交渉に力を入れている転職エージェントは存在し、納得できる条件で転職できます。
参考転職エージェントのデメリットとは?上手な活用方法もご紹介!
メリット④書類添削や面接対策のサポートを受けられる
転職エージェントでは求人紹介や日程調整だけではなく、必要書類の添削や企業を想定した面接対策のサポートを受けられます。
転職のプロであるキャリアアドバイザーからのサポートを受けられることはメリットになり、第三者目線でのアドバイスを受けることができます。
また、これらのサポートを受けられることで働きながらでも転職することが可能です。
転職に割ける時間が少ない場合でも、担当者がサポートしてくれるので問題ありません。
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転職FIELD編集部
実際に働きながら転職を実現するために転職エージェントを利用している方は多いです。
メリット⑤選考通過率が高くなる
転職エージェントを介して求人に応募することで、選考通過率が高くなります。
その理由は、転職エージェントの採用担当者につながりがあるからです。
何度か紹介している企業であれば、「〇〇さんが推薦する人なら期待できる」と選考が始まる前から良い印象を持ってもらうことができます。
強い信頼関係で結ばれている場合は、「〇〇さんの推薦なら書類選考は免除するよ」と特別な選考フローを提案されることもあります。
また、担当者が第三者目線で「推薦状」を書いてくれるので、自分ではアピールしにくい点も的確に伝えることが可能です。
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転職FIELD編集部
少しでも選考通過率を高くしたい方は、転職エージェントを介して応募することをおすすめします。
参考転職エージェントを利用するデメリットは?うまく活用する方法を解説
転職エージェントを利用すべき人の特徴
転職エージェントのデメリットとメリットをお伝えしました。
しかし、「利用すべきなのか分からない」と悩まれる方が多いと思います。
そこで転職エージェントを利用すべき人の特徴をいくつかご紹介します。
転職エージェントを利用すべき人の特徴とは
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初めて転職活動をする人
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働きながら転職活動を進めたい人
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非公開求人に応募したい人
参考要確認!転職エージェントのデメリット13選【利用してメリットがある人の特徴】
初めて転職活動をする人
初めて転職活動をする人は、転職のプロであるキャリアアドバイザーにサポートしてもらうべきです。自分だけの力でも内定をもらうことはできると思いますが、時間がかかります。
例えば、職務経歴書を書くときに1人だと「書き方」から調べる必要があります。
ただし、転職エージェントを利用していれば担当者が書き方から添削までしてくれます。
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転職FIELD編集部
初めて転職活動する人は、サポートを受けるだけを目的に登録することが多いです。
働きながら転職活動を進めたい人
今の仕事を続けながら転職活動を進めたい人は、転職エージェントを利用すべきです。
会社を辞めることで転職活動に割ける時間は増えますが、働き続けているとなかなか時間を割けないと思います。
そのような状況で転職を成功させるには、キャリアアドバイザーからサポートを受けるべきです。
また、転職エージェントを使うことで円満に退職しやすくなります。
転職エージェントのおすすめポイント
キャリアアドバイザーが円満退職できるようにサポート・アドバイスしてくれるので、退職時のトラブルを未然に防ぐことができます。
非公開求人に応募したい人
非公開求人に応募したい人は、転職エージェントを利用すべきです。基本的に非公開求人はキャリアアドバイザーの紹介でしか応募できないので、転職エージェントを利用するしかありません。
非公開求人への応募以外にも、「年収を高くしたい」「転職でキャリアアップしたい」という気持ちがある方は、転職エージェントの利用をおすすめします。
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転職FIELD編集部
公開求人よりも非公開求人の方が、ハイクラスの転職を成功させやすいです。
転職エージェントの利用手順
転職エージェントの一般的な利用手順をステップごとにご紹介します。
転職エージェントの利用手順
- ステップ1)公式サイトから登録する
- ステップ2)キャリア面談の実施
- ステップ3)求人紹介を受ける
- ステップ4)応募書類の添削/応募
- ステップ5)面接対策/選考
- ステップ6)内定/入社(退職サポート)
数々の転職エージェントサービスがある中でも、利用する中での大まかなサービスの流れはほとんど同じです。
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転職FIELD編集部
転職エージェントのメリット・デメリットを把握できても、利用したことがない人にとってはサービスの流れがイメージしずらくて当然です。利用手順について、簡単にまとめているので目を通してみてください。
転職エージェントに関するQ&A
転職エージェントの利用を検討している方はデメリットやメリット以外にも、転職エージェントについての理解を深めることが大切です。
利用する前に知っておきたい転職エージェントに関するQ&Aをいくつかご紹介します。
「自分は転職エージェントを利用すべきなのか」ということを判断するためにも、下記のQ&Aを参考にしてみてください。
Q)なぜ、無料で利用できるのですか?
転職エージェントを無料で利用できる理由は法律で定められているからです。
『有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。』と定められているため、無料で利用できます。
Q)複数の転職エージェントに登録しても良いですか?
複数の転職エージェントに登録しても問題ありません。
実際に転職を成功させている多くの方が複数サービスに登録しています。
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転職FIELD編集部
ただし、4社以上のサービスに登録することはおすすめしないです。
日程調整やメッセージの管理が難しくなるので、多くても3社までに抑えるべきです。
転職エージェントの複数利用でおすすめの組み合わせを紹介!併用のメリット・デメリットとは
Q)担当者を変更できますか?
転職エージェントによって異なりますが、変更できるケースが多いです。
変更依頼の基準は登録者が決められるので、「条件を満たした求人を紹介してくれない」「サポートが雑」など不満に感じることがあれば、変更してもらうことができます。
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転職FIELD編集部
変更を希望する場合は、登録している転職エージェントに問い合わせてみてください。
Q)登録を断られることはありますか?
転職エージェントによっては登録を断られることがあります。
登録を断られる理由は下記の通りです。
転職エージェントに断られる理由
- 職歴やスキル的にサポートが難しい
- 転職エージェントの得意分野と希望する条件が合っていない
- 希望する勤務地の求人を取り扱っていない など
これらの理由で登録を断られることがあるので、注意してください。
転職エージェントは使わない方がいい?使わない転職方法とは
参考転職エージェントのデメリット|メリットだけじゃない?活用方法も!
まとめ
この記事では、転職エージェントのデメリットについて詳しくお伝えしました。
転職エージェントは無料でサポートを受けられるサービスなのですが、「自分のペースで転職しにくい・ブラック企業を紹介される・会社に転職がバレてしまう」などのデメリットがあります。
もちろん転職エージェントを利用するメリットもあるので、「自分にとってメリットとデメリット、どちらが多いのか」ということを考えてみることをおすすめします。
この記事でお伝えした内容を参考にし、転職エージェントを利用するのか検討してみてください。