そこで本記事では、転職エージェントの複数利用について解説していきます。
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- おすすめ転職エージェント
- 転職エージェントの複数利用でおすすめの組み合わせを紹介!併用のメリット・デメリットとは
転職エージェントを複数利用するのは、転職活動の基本テクニックのひとつです。
複数利用すれば、求人情報をたくさん得られ、担当者のサポート力や紹介される求人の質を比較できるようになります。
ただし複数利用は、スケジュールや連絡の管理が大変になるなどのデメリットもあるため、予めメリット・デメリットを把握しておくことが大切です。
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転職FIELD編集部
転職エージェントを複数併用するための基礎知識
転職エージェントには、業種・職種を問わず求人を保有する「総合型」と、特定の分野の求人を専門的に扱う「特化型」の2つがあります。
総合型と特化型のメリット・デメリットは、以下の通りです。
総合型 | 特化型 | |
メリット |
・たくさんの求人が得られる ・転職の可能性が広がる ・未経験者~経験者まで対応 |
・在籍しているキャリアアドバイザーの専門性が高い ・独占求人を多く保有している |
デメリット | ・キャリアアドバイザーからの専門的なサポートは望み薄 | ・得られる求人数が少ない |
総合型と特化型を併用することで、それぞれの持つデメリットを補えます。
転職エージェントを複数利用する際は、総合型と特化型から1~2社選び、合計で2~3社に絞って利用するのがおすすめです。
複数の転職エージェントを併用する注意点
登録数が4社以上になると、スケジュールや連絡、応募求人の管理が難しくなります。
参考転職エージェントを掛け持ちするメリット・デメリット!何社が良い?
転職エージェントの複数利用で得られる3つのメリット
転職エージェントを複数利用するメリットは、以下の3つが挙げられます。
転職エージェントに複数登録するメリット
- 希望条件にマッチした求人を網羅できる
- 相性の良いキャリアアドバイザーに出会える可能性がアップ
- 転職エージェントは何社に登録しても無料
【メリット①】希望条件にマッチした求人を網羅できる
転職エージェントが保有している求人は、各社異なります。
複数利用することで、紹介される求人数は大幅に増えるので転職活動に有利です。
転職先の選択肢や転職の可能性が広がります。
求人の中でも特に重要なのが「非公開求人」と「独占求人」です。
「非公開求人」とは?
一般公開されていない求人です。転職エージェントに登録している人のみ紹介してもらえます。保有する求人の半数以上を非公開求人が占める転職エージェントは少なくないです。 企業が求人を非公開にする理由・応募が殺到することが予想されるため・急な人材確保のため、効率良く求める人材を採用したいため・一般公開していないプロジェクトに関する募集のため・重要なポジションの募集のため
「独占求人」とは?
他の転職エージェント・転職サイトにはない求人のこと。
非公開求人と独占求人は、閲覧・応募できる人が限定的です。
そのため、優良条件であっても公開求人と比較して競争率は低い傾向にあることから、転職活動を有利に進められます。
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転職FIELD編集部
転職活動を進める上で、求人を多く得られるメリットは非常に大きいです。
【メリット②】相性の良いキャリアアドバイザーに出会える可能性がアップ
キャリアアドバイザーは、転職をサポートしてくれる心強い存在です。
しかし、サポート力には個人差があり、相性が合わないこともあります。
相性の悪いキャリアアドバイザーの一例
・希望とマッチしない求人ばかり紹介する
・アドバイスをしてくれない
・連絡がしつこい
・連絡をくれない
・応募書類の添削能力が低い
相性が悪いキャリアアドバイザーが担当者になってしまうと、転職活動の進捗や転職へのモチベーションに悪影響を及ぼします。
相性の良いキャリアアドバイザーと出会うチャンスを増やすのなら、転職エージェントを複数利用するのがおすすめです。
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転職FIELD編集部
性格やサポート力を比較しながら、メインで利用する転職エージェントを決められます。
参考【経験者100人に調査】転職エージェント複数利用のメリット・デメリット、比較・選定のポイントは?
担当者によって選考通過率も変わる
キャリアアドバイザーのサポート力によって、選考通過率が変わります。
それは、以下のことをキャリアアドバイザーが行うためです。
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書類の添削
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推薦状の作成
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面接対策
上記は、書類選考・面接の通過率をアップするための作業です。
担当する求職者のことを理解し、企業情報を把握しているキャリアアドバイザーが行うからこそ効果を発揮します。
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転職FIELD編集部
サポート力の低いキャリアアドバイザーが行っても、作業の効果は望み薄です。
【メリット③】転職エージェントは何社に登録しても無料
転職エージェントが求職者を転職させると、採用元企業から成果報酬が支払われるため、求職者へのサポートは無料で提供しています。
転職エージェントに何社登録しても利用料は無料です。
気になった転職エージェントに複数登録することをおすすめします。
転職エージェントの複数利用で気を付けたい5つの注意点・デメリット
転職エージェントの複数利用には、以下の点に注意が必要です。
転職エージェントを複数利用する際の注意点
- 情報が多くなり混乱しやすい
- 複数利用していることを伝えなければならない
- こまめに連絡を取るように意識する
- 複数の転職エージェントから同一の求人への応募はNG
- スケジュールをしっかりと管理しなければならない
参考転職エージェントに複数登録するメリット・デメリットは?244人アンケート調査【利用時の注意点も解説】
【注意点・デメリット①】情報が多くなり混乱しやすい
転職エージェントに複数登録すると、複数人のキャリアアドバイザーから転職サポートを受けられるようになりますが、それが返って情報過多になり混乱する恐れがあります。
対策として挙げられるのは、転職の目的を明確にすることです。
転職の目的が明確であれば、情報を整理して取捨選択ができ、紹介された求人に応募するかどうかの判断もしやすくなります。
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転職FIELD編集部
転職エージェントで面談をする前に、以下の項目をまとめておくと良いです。
- 転職理由
- 希望する業界
- ワークライフバランスについての考え
- 転職先への希望条件
上記が上手くまとまらない方は、面談時にキャリアアドバイザーからアドバイスをもらうと良いかと思います。
【注意点・デメリット②】複数利用していることを伝えなければならない
複数の転職エージェントに登録する際は、それぞれの担当者にその旨を伝えます。
以下のトラブルを未然に防げます。
- スケジュールのバッティング
- 同一の求人への重複応募
- 同じ求人の紹介
上記のトラブルが生じると、転職エージェントや企業からの信頼を失います。
優先的なサポートが受けられなくなる可能性も高いです。
転職活動の進捗にも影響があります。
複数の転職エージェントに登録した際は、なるべく早めに担当者に伝え、応募した求人やスケジュールを共有するのが懸命です。
「他の転職エージェントに登録したことを伝えるのは気が引ける」という方もいるかと思いますが、転職エージェント自体が複数利用することを推奨しています。
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転職FIELD編集部
転職サポートの優先順位が下がることはないので安心です。
参考転職エージェントは複数利用してもいいの? おすすめの組み合わせも紹介!
【注意点・デメリット③】こまめに連絡を取るように意識する
転職エージェントは、すべての求職者を平等にサポートしているわけではないです。
転職意欲が高い人がサポートの優先対象となります。
転職意欲とは、「やる気」のことです。
セミナーやイベントに足を運んだり、担当のキャリアアドバイザーからの連絡を返したりすることで、転職活動に対するやる気が伝わります。
転職エージェントとの連絡に関する注意点
一方、担当者から「この人は転職する気がないのかも」と思われると、サポートの優先順位が下がってしまうので注意が必要です。
転職意欲を伝えるなら、転職エージェントが開催するセミナーやイベントに足を運んだり、こまめに連絡を取ったりすることが効果的です。
2週間に一度は、「進捗状況」や「求人の確認」のための連絡を取ると良いかと思います。
【注意点・デメリット④】複数の転職エージェントから同一の求人への応募はNG
同一の求人に重複して応募するのはNGです。
転職エージェントと企業間でトラブルが生じてしまいます。
転職活動にも支障をきたす行為です。
重複応募には、以下のようなリスクがあります。
【重複応募のリスク】
転職エージェント | サポートを打ち切られる可能性があります。 |
---|---|
企業 | 選考に落とされてしまいます。内定後に重複応募が見つかった場合、内定を取り消されてしまうケースも少なくないです。 |
重複応募は、ケアレスミスで起こります。
利用している転職エージェントに複数利用を伝えているのなら、各担当者に応募した企業と応募予定の企業を伝えておくと良いです。
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転職FIELD編集部
担当者があなたに代わって応募企業の管理をしてくれます。
参考転職エージェントの複数利用がおすすめな理由と掛け持ち登録の注意点
【注意点・デメリット⑤】スケジュールをしっかりと管理しなければならない
複数の転職エージェントに登録すると、面談やセミナー、面接といった転職活動に関するスケジュールが大幅に増えます。
担当者や企業に迷惑を掛けないためにも、徹底したスケジュール管理が必要です。
管理ができていないと、スケジュールが重なったり、連絡を取り忘れたりし、キャリアアドバイザーからの信頼を失うことに繋がります。
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転職FIELD編集部
スケジュール管理には、手帳よりもカレンダーアプリが便利です。
登録した予定日や時刻に通知が届きます。予定を忘れがちな方でも安心です。
参考転職エージェントを複数掛け持ちして応募はあり?一つに絞る意味
相性の良い転職エージェントの選び方
転職エージェントは非常に多いです。
どこに登録すればいいのか分からない方もいるかと思います。
転職エージェントを選ぶポイントは以下の2つです。
転職エージェントを選ぶポイント
- 総合型の転職エージェント1~2社に登録
- 希望条件にマッチした特化型の転職エージェントに登録
参考転職エージェント複数利用は【総合型2社+特化型1社】がおすすめ!正しい掛け持ち方法を徹底解説!
【ポイント①】総合型の転職エージェント1~2社に登録
総合型の転職エージェントは、業種・職種を問わず求人を保有しています。
保有する求人が豊富なことから、年齢や経験を問わず利用できるエージェントも多いです。
まずは、「リクルートエージェント」や「doda」など、業界トップクラスの求人数を保有する大手転職エージェントを1〜2社に絞って登録することをおすすめします。
非公開求人数も豊富なので、複数利用することで転職活動を有利に進められるはずです。
【目的別に紹介】おすすめの転職エージェント19社を徹底比較!
【ポイント②】希望条件にマッチした特化型の転職エージェントに登録
希望する仕事内容や条件に合わせて、特化型の転職エージェントにも登録します。
特化型ならではの専門的なサポートや独占求人は、非常に魅力的です。
以下のような特化型転職エージェントがあります。
特化型転職エージェントの一例
・既卒(フリーターやニート)、第二新卒
・就業経験なし
・女性の求職者
・ハイクラス案件
・キャリアチェンジ(未経験可の求人)
・20代専門
・ミドル専門
上記に加え、特定の業種・職種、地域に特化した転職エージェントもあります。
業界に特化している転職エージェントは、経験者向けの優良案件が多く見つかるので、キャリアアップを目指している人におすすめです。
ハイクラス・エグゼクティブ転職におすすめの転職エージェント9選!高収入案件が見つかる転職サイトはどれ
第二新卒におすすめの転職エージェント17選!選び方や活用術を解説します!
参考複数の転職エージェントを上手に併用する方法│断り方や文例も解説
参考転職エージェントの複数登録って本当に必要?|転職のプロがメリットと注意点を解説
複数利用がおすすめの転職エージェント
転職を成功させるためには、2〜3社の転職エージェントを複数利用することがポイントになります。
複数利用がおすすめの転職エージェントをご紹介します。
おすすめの転職エージェント
- リクルートエージェント
- doda
- マイナビエージェント
- type転職エージェント
参考転職エージェントを複数登録する際の注意点と失敗しない活用法
「リクルートエージェント」
まず、登録すべき転職エージェントの王道は「リクルートエージェント」です。
リクルートエージェントは業界トップの求人数を取り扱う大手総合型の転職エージェントであり、年代/業界/職種/エリア問わずに幅広い求人があります。
具体的には、公開求人30万超・非公開求人25万件超(2023年1月時点)と求人数がとても多いのが特徴です。
また実績も多く、実際に「転職支援実績No.1」を誇っているのがリクルートエージェントです。
転職ノウハウや交渉術を武器とし、業界専門のキャリアアドバイザーによる安定した転職サポートを受けられることが期待できます。
リクルートエージェントの評判・口コミはひどい?求人の質など徹底解説します
リクルートエージェントは、業界最多求人数を誇る大手転職エージェントです。リクルートエージェントの評判を、利用者の口コミをもとに徹底調査し、サービスや求人の質についても解説しています。
「dodaエージェント」
dodaエージェントは前述のリクルートエージェントに次ぎ、豊富な求人数を保有する大手総合型の転職エージェントです。
利用者層を絞ることなく幅広い業界・職種の求人をカバーしており、公開求人だけでも18万件(2023年2月2日)を上回るほど。
中でもIT業界の求人に強く、エンジニア専門の転職サイト「dodaエンジニアIT」も手がけています。
また、エージェントサービスの他に、スカウト性サービスや求人掲載がされている転職サイトとしてのの機能も持っており、転職活動のタイミングや希望の転職活動方法によって人それぞれ使い分けが可能。
サイト上のコンテンツや国内最大級の転職フェアなども充実しており、多方面で情報収集ができる利便性の高さも複数利用する転職エージェントのひとつとしておすすめです。
dodaエージェントのひどいという評判はホント?口コミ・評判の真相を徹底解説します!
dodaエージェントは、知名度が高い分、口コミ・評判には「ひどい」「使えない」といったものも多く、登録するか悩んでいる方もいるでしょう。そこで、dodaエージェントのひどい評判の真偽やメリット・デメリットに関して徹底解説しています。
「マイナビエージェント」
マイナビエージェントは、社会人経験のある20~30代の転職支援を専門とするおすすめの転職エージェントです。
マイナビエージェントの特徴としては、サポート期間が無期限であり、じっくり転職サポートをしてくれます。
リクルートエージェントとマイナビエージェントは必ず登録しておくことをおすすめします。
リクルートエージェントとマイナビエージェントが保有する独占求人は異なっているので、この2つに登録しておくことがおすすめです。
登録自体は簡単にできるので、登録の手間が原因で複数利用するのをためらっている場合でも、おすすめです。
マイナビエージェントの評判はひどい?リアルな口コミや特徴、利用の流れを徹底解説!
マイナビエージェントは業界トップクラスの知名度を誇る転職エージェントです。この記事では、マイナビエージェント利用者の口コミからひどい評判の真相を探るとともに、サービスの特徴や利用の流れを解説しています。
「type転職エージェント」
「type転職エージェント」は、一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)を中心としたエリア特化型の転職エージェントのため、一都三県で転職を考えている場合はおすすめです。
求人の特徴としては、IT/Web業界の専門職や営業職、管理職に関する求人に強いです。
また、地域に密着型ならではの非公開求人や他の転職サービスでは保有してない独占求人を取り扱っています。
そして女性の場合は、女性転職支援専門の転職エージェント「type女性の転職エージェント」がおすすめです。
自ら応募求人を選び、独自のペースで転職活動を進めたい方は転職サイト「type」も注目してみてください。
type転職エージェントの評判は?女性向けとの違いと口コミも解説
この記事では「アクセス数が月間100万以上」と話題のtype転職エージェントについて解説しています。どのような転職サポートが充実しているのか、メリット・デメリット、どんな人におすすめできる転職エージェントなのかを紹介しています。
女性におすすめの転職エージェント16選|活用方法や転職動向も解説します
参考転職エージェントの掛け持ち利用の注意点|転職を成功に導く使い方とは
転職エージェントを複数利用していることを伝える際の注意点
転職エージェントを複数利用していることを、利用している各転職エージェントに伝えることがおすすめです。
転職エージェントを複数併用していることが理由で、サポートの優先度や質を下げられることがないように、下記を参考に伝えるタイミングや内容をおさえて担当者と上手に付き合っていきましょう。
転職エージェントを複数利用していることを伝えるポイント
- 初めの段階で伝える
- 利用するサービスを追加した段階で伝える
- 複数利用している理由を伝える
参考転職エージェントを複数使い分けるには?メリットや注意点を解説
初めの段階で伝える
転職活動をスタートとすると同時に複数の転職エージェントを併用する場合には、担当者には初期段階で他社の転職エージェントと併用していることを伝えましょう。
初めに転職エージェントを複数利用していることを伝えるメリット
担当者に初期段階で伝えるべき理由としては、一般的に転職エージェントではスケジュール管理の代行を担ってくれることから、他社を利用していること伝えておくことでスケジュール調整の負担を軽減できるます。
また、転職エージェントは自分が紹介した求人企業に求職者が内定した場合に採用企業から一定割合で報酬を受け取るビジネスであるため、他社に対する競争意識が高まり熱心にサポートしれくれる可能性も見込めるためです。
利用するサービスを追加した段階で伝える
利用する転職エージェントが当初は1つだけであっても、途中で利用するサービスを追加する可能性も十分に考えられます。
利用する転職エージェントを追加した段階で、先に利用を始めていた転職エージェントと追加した転職エージェントの両方に他社サービスと併用していることをしっかり伝えておきましょう。
伝えるべき理由は前述(「初めの段階で伝える」)の通りです。
複数利用している理由を伝える
転職エージェントを複数併用していることを担当者に伝える際には、可能な範囲で理由を明確に伝えることもひとつです。
他社サービスを利用する理由・目的を伝えることで、担当者は転職者の意向を再確認することができ、今後紹介される求人内容やサポートの質がより的を得たものとなることに期待できます。
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転職FIELD編集部
絶対に理由を伝えなければいけないということではないため、差し支えなければ伝えてみてください。
転職エージェントを複数利用した人の口コミ
ここでは、転職エージェントを複数利用していた方の口コミをご紹介します。
良い口コミと悪い口コミの両方をまとめました。
複数利用をおすすめする口コミ
転職エージェントを複数利用して良かったという人は、下記のことにメリットを感じたという人が多かったです。
転職エージェントの複数利用をおすすめする口コミ概要
- キャリアアドバイザーを比較できた
- 紹介される求人の質を比較できた
- 求人をたくさん紹介してもらえた
- キャリアを通して付き合えるエージェントが見つかった
参考転職エージェントは複数使ってもいいの?掛け持ちのメリットと注意点
キャリアアドバイザーを比較できた
転職エージェントを利用しての転職活動は、良くも悪くも担当者のキャリアアドバイザーとの相性で進捗が大きく左右されます。
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転職FIELD編集部
相性の良い担当者と出会う可能性をアップするのなら、複数の登録がベストです。
紹介される求人の質を比較できた
キャリアアドバイザーが求人をピックアップする際に参考にするのは、求職者が登録した内容と面談で得た情報の2つです。
求職者に対する評価はアドバイザーごとに異なるため、全く同じ情報を伝えたとしても、紹介される求人の質には大きな違いがあります。
より良い転職のためには、求人の質を比較することが大切です。
転職エージェントを複数利用すれば、簡単に求人を比較できます。
求人をたくさん紹介してもらえた
転職エージェント1社よりも2社、2社よりも3社に登録した方が、たくさんの求人を紹介してもらえます。
非公開求人や独占求人を多く得られるのは、複数を利用する大きなメリットです。
キャリアを通して付き合えるエージェントが見つかった
運営方針は転職エージェントによってさまざまです。
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転職FIELD編集部
いくつもの転職エージェントを利用してみることによって、キャリアを通じて付き合えそうなエージェントを見つけられることもあります。
参考転職エージェントは掛け持ちしても良い?複数利用のメリットとデメリットを解説
複数利用で苦労しているという口コミ
ここでは、転職エージェントを複数利用をしている方からの「苦労している」という口コミを紹介していきます。
転職エージェントの複数利用で苦労しているという口コミの概要
- 重複応募をしてしまった
- 会社の取捨の追われている
- スケジュール調整が大変
- 電話やメールがたくさん来る
参考転職サイト・エージェントはいくつ使った?1社の場合と複数の場合のメリット・デメリット
重複応募をしてしまった
重複応募は、タブーとされている行為です。
複数の転職エージェントから同じ企業を紹介されることもあるので、応募企業をしっかりと管理していないと、重複応募してしまうリスクがあります。
会社の取捨の追われている
紹介される求人数が多くなれば、その分、応募する求人選びに時間が掛かります。
しかし、これに関しては求人を比較できるメリットの方が大きいです。
スケジュール調整が大変
複数の転職エージェントを利用すると、面談や面接などでスケジュールが埋まることがあるので、余裕を持って行動できるように計画を立てる必要があります。
電話やメールがたくさん来る
転職エージェントの連絡の多さに不満を感じる人は少なくないです。
複数利用なら尚更、電話やメールがたくさん来ます。
担当者に電話連絡は不要であることを伝えたり、公式サイトの会員ページからメールの配信設定を変更したりすることで、ある程度の改善が可能です。
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転職FIELD編集部
対策を講じずに連絡を無視すると、サポートの優先順位が下がってしまう恐れがあります。
転職エージェントを複数使って、途中で断るときの注意点
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転職FIELD編集部
すでにお世話になっている転職エージェントの利用を途中で断る場合は、断るタイミングと伝え方に注意しなければいけません。
面談を終え具体的に選考が進む前に断るのか、すでに求人紹介を受け選考に進んでいる段階で断るのかによって、転職エージェント側の負担も変わってきます。
最終選考に近づけば近づくほど、転職エージェントだけではなく応募した企業にも迷惑をかけることになり、転職エージェントと企業間の信頼関係を揺るがすことにもなり兼ねません。
転職エージェントや応募した企業に迷惑がかかることを理由に、他の道を諦める必要はまったくありませんが、転職エージェントに対して社会人として断る理由を添えたうえで誠意ある対応をすることが大切です。
転職エージェントを複数使って、途中で断るタイミングと方法について
求人紹介や選考を断るタイミングと適切な方法は下記の通りです。
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面談直後や応募前段階 >>「メール」で断る
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求人応募直後や選考段階 >>「メール」&「電話」で断る
応募前段階であれば、紹介いただいた求人への応募をメールで断ることは特に問題ありませんが、すでに求人紹介のうえ応募したり、選考が進んでいる場合はスピーディーな対応が必要です。
転職エージェント側のメンツもあり、企業にも少なからず迷惑がかかることなので、メールだけではなく電話で自らの口から理由を伝えて丁重に断るようにしましょう。
転職エージェントを複数使って、途中で断るときの注意点を詳しく解説
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転職FIELD編集部
転職エージェントを複数使って、途中で断るときの注意点を以下にまとめているので確認しておきましょう。
断る理由を明確に伝えること
転職エージェントに対して、複数のエージェントを利用していることや、他の転職エージェントとのやり取りが進んでいることを伝え、丁寧に断る理由を伝えることが大切です。
また、断る理由については、不満や不安なども含めて具体的に伝えることが望ましいです。
不満や不安が理由で断る際は感情的にならず客観的な視点で物事を伝えることを意識しましょう。
タイミングに注意すること
転職エージェントに対して応募や選考を断る際には、なるべく早めに伝えるようにしましょう。
特に、面接や書類提出の段階になってから断る場合は選考に影響が出ることなので、できるだけ早く伝えることが大切です。
自分にとって最適な転職先を見つけるために、複数のエージェントを利用することは一般的に推奨されていることであり、フェードアウトすることなくしかるべきタイミングに伝えられれば問題ありません。
丁寧に伝えること
転職エージェントとのやり取りは、人間関係です。
転職エージェントに対してこれまでお世話になったことへの感謝を添え丁寧に断ることで、信頼関係を損なうことがなく、今後の転職活動にも影響を与えないようにしましょう。
どこかのタイミングで改めて利用することもなきにしもあらずです。
いち社会人として誠実な対応を心がけましょう。
【転職エージェントの断り方】断るときの例文と注意点を解説
複数の転職エージェントを利用して、他で内定が出たときの伝え方とは
こちらでは「複数の転職エージェントを併用して転職活動を進める中で内定が決まった場合に、他の転職エージェントで内定が決まったことをどのように伝えるべきか?」についてお伝えします。
複数の転職エージェントを利用し、内定が決まった時点の状況としては大きく下記3つのケースか考えられます。
内定が決まった際に考えられるケース
- 他社で選考中の企業がなく、内定が決まった先に転職することを決めたケース
- 選考中に他社で内定が決まり転職することを決めたケース
- 他社で選考中の企業があり、内定が決まった先に転職することを決めかねているケース
いずれのケースであっても、内定が出たら他社の転職エージェントに伝えなければいけません。
各ケースにおける他社エージェントへの伝え方について具体的にご紹介するので、ひとつ参考にしてみてください。
他社で選考中の企業がなく、内定が決まった先に転職することを決めたケース
他社で選考中の企業がない状態で、内定をもらった企業に転職をすることを決めた場合は、非常にシンプルです。
「転職先が決まりました。これまで協力していただきありがとうございます。」
と伝えれば大丈夫です。
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転職FIELD編集部
ポイントは、転職先が決まったという「事実」とこれまでの支援に対する「感謝」を伝えることです。
選考中に他社で内定が決まり転職することを決めたケース
求人紹介を受けた企業が選考中であったが、先に他社で内定が決まり転職することを決めた場合は早急に選考を辞退する旨を伝える必要があります。
これまでお世話になったことへの感謝と理由を添えて「恐縮ですが、選考中の企業について辞退させていただきたい」と退会を申し出るようにしてください。
他社で選考中の企業があり、内定が決まった先に転職することを決めかねているケース
今選考中の企業があるタイミングで先に他の企業から内定が決まるも、決めかねているといったケースです。
一人で悩んで焦って結論を出すのではなく、まずは選考中の企業の紹介を受けた転職エージェントに現状を伝え選考日程を早めることができるかどうか相談するようにしましょう。
【Q&A】よくある質問
転職エージェントは何社登録するのがおすすめですか?
転職エージェントは、総合型と特化型をそれぞれ1〜2社ずつ登録するのがおすすめです。
4社以上に登録すると、連絡やスケジュール管理が大変になるので、2~3社に絞って登録するのが良いかと思います。
株式会社ビズヒッツは、転職エージェントに複数登録したことがある244人(男性146人/女性98人)にアンケート調査を実施しました。
以下はアンケート結果をまとめたものです。
登録社数 | 回答数 |
---|---|
2社 | 105人 |
3社 | 101人 |
4社 | 19人 |
5社 | 13人 |
6社以上 | 6人 |
平均登録社数 | 3社 |
出典:株式会社ビズヒッツ|転職エージェントに複数登録するメリット・デメリットは?244人アンケート調査【利用時の注意点も解説】
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転職FIELD編集部
2~3社の転職エージェントに登録して転職活動をした人が圧倒的に多いです。
参考転職エージェントは複数使う?1つに絞る?転職活動の始め方と併せて解説!
同一求人を複数のキャリアアドバイザーから紹介された時の対処方は?
キャリアアドバイザーに、他の転職エージェントから紹介されている旨を伝えます。
前もって担当者に転職エージェントを複数利用していることを伝え、応募企業やスケジュールを共有すれば安心です。
転職エージェントを1社のみに絞って利用するメリットはありますか?
1社のみを利用することで、エージェントとの信頼関係が構築されやすくなります。
そのため、自分の希望する条件に合った求人情報をより適切に紹介してもらえる可能性が高くなることがあります。
ただし、一方で転職エージェントを1社のみ利用することによるデメリットも考慮する必要があります。
例えば、他のエージェントからは知ることができなかった求人情報を見逃す可能性があることや、利用するエージェントによって紹介できる求人情報が異なる場合があることが挙げられます。
転職エージェントを1社のみ利用するかどうかのポイント
転職エージェントを1社のみ利用するかどうかは、個人の状況や希望に合わせて判断する必要があります。自分に合った転職エージェントを選ぶことが重要です。
参考転職エージェントを複数登録し併用するメリット・デメリットと注意点を解説!
担当者の変更はできますか?
担当者の変更は、どの転職エージェントでもできます。
相性が悪いと感じた場合は、変更するのが得策です。
変更方法は、WEB・電話・対面とあります。
転職エージェントごとに変更方法が違うので、確認が必要です。
変更理由を伝えなければならない点は共通しています。
ただし、繁忙期などは変更を拒否されることが珍しくないです。
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転職FIELD編集部
担当者の変更を拒否されてしまった場合は、退会を検討しても良いかと思います。
参考転職エージェントは複数(3~5社)登録がおすすめ!賢い活用方法も紹介
まとめ
今回は、転職エージェントの複数利用について解説しました。
転職エージェントの複数利用には、以下のメリット・デメリットがあります。
複数利用のメリット | 複数利用のデメリット |
---|---|
・希望にマッチした求人をたくさん入手できる ・相性の良いキャリアアドバイザーと出会える可能性がアップする ・何社に登録しても無料・求人やサポートの質を比較できる ・転職の可能性を広げられる |
・重複応募のリスクがある ・求人の比較検討には時間が掛かる ・応募企業やスケジュールの管理が大変 ・電話やメールが多くストレスが溜まりやすい |
複数利用は、転職先の選択肢を増やし、転職の可能性を広げるのに効果的です。
自分のためにピックアップされたたくさんの求人を比較してから応募できるので、理想に近い転職を実現できる可能性が高まります。
「総合型」と「特化型」があるので、それぞれ1〜2社登録し、2〜3社に絞って転職活動を進めるのがおすすめです。