本記事では派遣での看護師転職を視野に入れている方に向けて、主に下記内容について解説します。
「看護師は常勤よりも派遣の方が稼げるのか。」
ライフステージや価値観の変化により雇用形態や働き方を見直す際に誰もが疑問を持つことでしょう。
派遣看護師としての働き方は、高時給や柔軟な働き方など、常勤では得られないのメリットがあげられますが、稼働の安定性がないことをはじめとしデメリットもあります。
実際に時給や待遇は様々であり、派遣の方が稼げるかどうかはケースバイケースです。
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転職FIELD編集部
- 派遣看護師が派遣として働くメリット・デメリット
- 派遣看護師が効率よく稼ぐための職場選びのポイント
- 派遣の方が稼げると納得のいく職場の選び方
- 派遣看護師が効率よく稼ぎやすい施設紹介
- 派遣看護師の方が稼げる!と時給重視の職場選びの落とし穴
派遣看護師の実情を知り、自身のキャリア目標やライフスタイルに合った雇用形態や職場に出会うための参考にしてみてください。
まずはじめに|看護師は派遣の方が稼げるのか?

派遣社員の方が正規雇用よりも稼げるかどうかはケースバイケース!
看護師の就業形態としては、正社員や派遣など複数の選択肢があります。
派遣とはいえど派遣の看護師の時給は比較的高めなため、職場によっては高収入を得られる可能性があるのです。
一部ケースにおいて派遣看護師が正社員よりも高い時給を得られるケースがあるため、「派遣の方が稼げるのか?」という疑問に対しての回答は「ケースバイケース」といったどっちつかずな回答にいたります。
ココに注意
確かに、一部のケースでは派遣の方が稼げるという見方に値する高い時給を得ることができる一方で、給与面の不安定性や福利厚生の差にも注意が必要です。
ココがポイント
自身の希望や状況に合わせて、派遣か正社員かを選択することが重要であり、最終的な判断は個々の看護師が自身のキャリア目標やライフスタイルに基づいて行うべきです。
参考派遣だけで生活している看護師の月収・手取り公開!【高給与な派遣案件4選も紹介】
派遣看護師の時給相場
看護師の派遣と常勤の比較で時給相場だけで比較すると、派遣看護師の方が稼げる可能性があります。
【派遣看護師】 |
日勤:約1,500円~2,200円 夜勤:約2,000円~2,500円程度 |
【常勤(正職員)】 | 約2,300〜2,600円 |
派遣看護師の日勤の平均時給はおおよそ1,700円~1,800円とされていますが、あくまで一般的な目安として参考程度に含んでおきましょう。
地域や派遣先の需要によって時給が変動するため、例えば、都心部では時給が高くなる傾向があります。
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夜勤に関しては時給ではなく日給換算が一般的です。
2交代制の夜勤では、1回の勤務時間は15時間~16時間程度で、日給は3万円~3万5,000円程度が目安となります。
上記の時給相場だけを見てみると夜勤対応を取り入れることで場合によっては派遣の方が時給が高いかケースがあるという見方ができますが、派遣看護師の時給が高いと言えるのは一概には言えません。
派遣の方が稼げる?看護師が派遣として働くメリットを知ろう

「常勤よりも派遣の方が稼げるのか?」の答えとしてはケースバイケースであり、派遣看護師への転身を検討する初段階として派遣看護師として仕事をするメリット・デメリットを把握することが大切です。
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まずは派遣看護師として働く一般的なメリットについて以下で詳しく確認しておきましょう。
派遣看護師のメリット
- 高時給求人が多い
- ライフスタイルに合わせて働ける
- 残業が少なめ
- サービス残業がない
- 同じ職場に通い続ける必要がなく人間関係がシンプル
- 困ったことがあったら人材派遣会社に相談できる
- 面倒を伴う仕事への介入が免除される可能性が高い
派遣看護師のメリット①:高時給求人が多い
看護師としてのスキルや経験を活かし派遣看護師として働くことで、高時給の求人とのご縁に期待できます。
仕事内容や働く時間帯など柔軟に対応することが可能であれば高時給の仕事を得られる可能性は高くなります。
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例えば、派遣先が緊急性があったり、一時的な需要が高い病院や施設の場合、それに伴って報酬も高くなる傾向があります。
派遣看護師のメリット②:ライフスタイルに合わせて働ける
派遣看護師は自身の都合やライフスタイルに合わせて勤務日や勤務時間を選択できます。
例えば、子育てや他の仕事との両立を図るために、週に数日や特定の時間帯だけ働くことも可能です。
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柔軟なシフト制度を活用し、仕事とプライベートの両立がしやすいです。
派遣看護師のメリット③:残業が少なめ
派遣看護師の勤務時間は通常の正社員に比べて明確に定められており、残業が少ない傾向があります。
派遣先の施設では、効率的なスタッフ配置や業務の効率化を図っている場合が多く、効率的に働きながら、ワークライフバランスを保ちやすいと言えます。
しかし、看護師が働く医療や介護の現場の状況によっては派遣看護師への残業対応を半ば強いられることも珍しくないということを認識しておきましょう。
派遣看護師のメリット④:サービス残業がない
派遣看護師として働く場合、サービス残業を行う必要がありません。労働時間に厳格な管理が行われており、適切な労働条件の下で業務に集中できます。
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給与も実働時間に基づいて支給されるため、労働時間と対価のバランスが取れています。
派遣看護師のメリット⑤:同じ職場に通い続ける必要がなく人間関係がシンプル
派遣看護師は期間限定の派遣契約を結ぶため、同じ職場に長期間通う必要がありません。異なる施設や病院に派遣されることが多く、新しい環境やチームで働くことができます。
人間関係のトラブルやストレスを避けることができ、新しい出会いや学びの機会も得られます。
派遣看護師のメリット⑥:困ったことがあったら人材派遣会社に相談できる
派遣看護師は所属する人材派遣会社のサポートを受けることができます。
派遣先での業務上の問題や困難に直面した場合、専任の担当者やコンサルタントに相談することで適切なサポートを受けることができます。安心して業務に取り組むことができるでしょう。
派遣の方が稼げる?看護師が派遣として働くデメリットを知ろう

派遣看護師のデメリット
- 長期安定雇用の不安定性
- 求人倍率が高い
- スキル/キャリアアップのハードルが高い
- 同じ職場で長期間働くことができない
- あくまで時給!昇給や賞与がない
- 派遣先の福利厚生は対象外
- 派遣先職場への柔軟性が求められる
派遣看護師のデメリット①:長期安定雇用の不安定性
派遣看護師は契約期間が限定されており、長期的な安定雇用の保証がありません。
派遣元の人材派遣会社の案件状況や需要によっては、一時的に仕事がない期間が発生することもあります。
就業先の変動性や契約更新の不確実性に対して、不安を感じることがあるでしょう。
派遣看護師のデメリット②:求人倍率が高い
派遣看護師の求人倍率は一般的に高く、競争が激しいです。特に人気のある施設や都心部の病院では、求人に対する応募者数が多いため、採用されるまでのハードルが高くなります。
求職活動において時間や労力を費やす必要があるかもしれません。
派遣看護師のデメリット③:スキル/キャリアアップのハードルが高い
派遣看護師は一時的な雇用形態のため、長期的なスキルアップやキャリア形成には少々ハードルが高い側面もあります。
派遣先の施設において、研修や専門的なスキルの習得の機会が限られている場合があります。
ココがポイント
自己啓発やスキル向上のためには、積極的に外部の教育機関やセミナーに参加するなど、自己負担で学ぶ必要があるでしょう。
参考派遣看護師ってどうなの?条件や給料・待遇などメリットとデメリットで解説
派遣看護師のデメリット④:同じ職場で長期間働くことができない
派遣看護師は契約期間が限定されているため、同じ職場での長期的な勤務ができません。
一般的に派遣看護師の雇用期間は「3ヶ月~半年」で、長ぐとも「3年」までと決まっています。
派遣看護師として働く職場の待遇や居心地が良かったとしても、雇用期間の定めのもと短期間で別の職場に移らなければいけないということを覚悟しておかなければいけません。
派遣先の施設や病院は常に変動し、異なる場所やチームでの勤務が求められることが多いです。
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転職FIELD編集部
同じ職場への長期間を望む方は派遣先への直接雇用を前提とした紹介予定派遣を利用することも視野に入れると良いでしょう。
派遣看護師のデメリット⑤:あくまで時給!昇給や賞与がない
派遣看護師は基本的に時給制での勤務となり、高時給の仕事はあっても、基本的に昇給や賞与を受けることはできません。
一方で、派遣先の職場によっては正規雇用である常勤と仕事内容が同じということもありえるのが現実です。
また収入面においては、あくまで時給の範囲内での働き方となるため、派遣看護師のまま収入をアップをさせるには限界があります。
よって常勤よりも固定の時間の中で仕事をする権利があり、一般の時給水準より高い時給で仕事ができることをメリットと感じデメリットを割り切れる人に派遣看護師はおすすめです。
派遣看護師のデメリット⑥:派遣先の福利厚生は対象外
派遣看護師は、直接派遣先の施設に雇用されているわけではなく、人材派遣会社の所属となります。そのため、派遣先の福利厚生や特典は基本的には対象外となります。
給与以外の福利厚生面でのメリットには限定があるため、注意が必要です。
派遣看護師のデメリット⑦:派遣先職場への柔軟性が求められる
派遣看護師は様々な施設や病院で勤務するため、異なる職場環境に順応する柔軟性が求められます。
新しい職場やチームに適応するための能力やコミュニケーションスキルが求められることもあります。
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定まったルーティンや職場の安定感を求める方には、苦労するかもしれません。
参考派遣看護師ってどうなの?66人の口コミからわかったメリット・デメリット
派遣の方が稼げる可能性もあり!納得のいく職場の選び方

派遣看護師として効率よく稼ぐためには、以下のポイントを考慮することが重要です。
派遣看護師が効率よく稼ぐための職場選びのポイント
- 看護師として豊富な現場経験を積み雇用形態を変更する
- まずは高時給の求人に注目する
- 短期・長期案件かを選択する
- 夜勤手当や休日手当が充実しているかどうか
- 常勤と派遣の業務/待遇の違いについても調べる
- 都心部や需要の高い地域を選ぶ
- 経験やスキルを活かせる場所を探す

看護師が転職で失敗しないための具体的な方法や注意点、職場選びのコツとは?

看護師として豊富な現場経験を積み雇用形態を変更する
派遣看護師として働く前に、正規の看護師として経験を積むことが重要です。
実務経験を豊富に持つことで、派遣先の病院や施設での需要が高まり、高時給の求人案件にアクセスしやすくなります。
ココがポイント
経験を積んだ後、派遣の形態への変更を検討することで、収入の向上が見込めます。
まずは高時給の求人に注目する
派遣看護師の魅力の一つは高時給の求人が多いことです。
求人サイトや人材派遣会社の情報を活用して高時給の案件を積極的に探すために、転職サイトや転職エージェントに複数登録することをおすすめします。
特に都心部や需要の高い地域では看護師の需要が高まり、高時給の求人が多くなる傾向があるため比較対象によっては派遣の方が稼げるという状況になる可能性もあります。
短期・長期案件かを選択する
派遣看護師は短期の派遣案件から長期の派遣案件まで、様々な選択肢があります。短期案件は需要が高まる時期や一時的な補充が必要な場合に多く見られます。
一方、長期案件は派遣先の安定性や継続的な収入を重視する方に適しており、経済的な安定感を得ることができるでしょう。
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自身の働き方や収入目標に応じて適切な案件を選びましょう。
夜勤手当や休日手当が充実しているかどうか
交通費や残業手当、夜勤手当、休日手当などの特別手当が支給される派遣先もあります。
各種手当の有無は収入を左右するひとつの要素であるため、求人情報や派遣会社とのやりとりの中であらかじめ確認しておくことが重要です。
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が高いことから選んだ求人だったが、実は交通費自己負担で近場とは言えない距離の通勤が必要であるといったリサーチ不足によるミスマッチに陥らないよう注意しましょう。
参考派遣看護師の給料はどれくらい?相場や手取りは?転職するメリットを解説!
常勤と派遣の業務/待遇の違いについても調べる
派遣看護師と常勤看護師の業務内容や待遇には違いがあって当然であり、一般的によくあるメリット・デメリットを把握しておく必要があります。
実際に応募求人を検討する際には、まずは興味のある求人が自身の希望や優先事項に合致するかどうかを確認することからはじまり、できる限り同じ職場内での常勤看護師と派遣看護師の待遇や仕事内容の違いを確認しておくことで、メリット・デメリットをリアルに把握しやすくなります。
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応募を視野に入れている職場で派遣看護師として働くメリット・デメリットを把握のうえで、派遣として仕事をする方が自分にとってコスパが良いと感じた場合は応募また入職を決めるという方法がおすすめです。
都心部や需要の高い地域を選ぶ
都心部や需要の高い地域では、派遣看護師の需要が多くなる傾向があります。
特に人口の集中している地域や高齢化が進んでいる地域では需要が高まる可能性があります。
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需要が高い地域を選ぶことで、より多くの案件や高時給の求人にアクセスできるでしょう。
経験やスキルを活かせる場所を探す
自身の経験やスキルを活かせる派遣先を選ぶことで、より高い時給や報酬を得ることができます。
ココがポイント
専門的な領域や特定の診療科目に関連した派遣先を探し、自身の強みを活かせる職場を選ぶことが重要です。
これらのポイントを考慮しながら派遣看護師としての職場選びを行うことで、効率よく稼ぐことができるでしょう。
ただし、給与だけでなく労働条件や働きやすさなども総合的に判断し、自身に合った最適な職場を選ぶことが大切です。

看護師転職を成功させるためのコツとは?転職成功させるために利用すべき転職エージェントや転職サイトも紹介!

参考【コレで解決!】派遣看護師がしんどい11の理由と解決法【病棟疲れからの転職体験談】
派遣看護師の方が稼げる≦収入を安定させる方法とは

派遣看護師が収入を安定させ、結果的に満足のいく稼ぎと働き方を手に入れられることが理想的です。
こちらでは派遣看護師として安定した収入を得るためのコツについてご紹介します。
派遣看護師として安定した収入を得るためのコツ
- 長期派遣への登録がマスト
- 単発の派遣にも登録する
- 給料が高い求人に注目/スキルを備えておく
参考派遣看護師の年収は約360万円|高額時給や年収をあげるのに役立つ派遣の仕事3選
長期派遣への登録がマスト
派遣の方が稼げる状態を目指すのであれば、まずは派遣看護師が収入を安定させる方法として「長期派遣」に登録しておくことが必要です。
長期派遣とは同じ勤務先で数ヶ月〜最長3年の間働く派遣雇用を示します。
派遣先によって勤務期間は異なりますが、一定期間勤務先が変わらないため短期派遣よりスキルや知識を積み上げやすい働き方であり、自己のスキルアップへと繋げられる可能性があります。
単発の派遣にも登録する
派遣看護師として働き収入を安定させるためには長期派遣として働くことがマストですが、収入安定の他にプラスで収入を稼ぎたいという方は単発の派遣にも登録しておくことがおすすめです。
長期派遣の契約後、すぐに次の職場が見つからないという状況になることもなきにしもあらずです。
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副業として、また長期の派遣看護師としての収入を得られないタイミングに備える意味でも、単発の派遣登録をして状況に応じて働き方を工夫することが大切です。
参考【2023年版】派遣看護師の平均時給2,500円!【給料手取りや相場徹底解説】
給料が高い求人に注目/スキルを備えておく
派遣看護師の求人を探す際には時給の高い求人に注目することがごく自然ですが、求人を探すまでに時給の高い求人に見合うだけのスキルを備えておく必要があります。
そもそも、看護師として高い収入を得たいと考える人は医療現場での経験でキャリアを積み、専門性を高めておくことがマストです。
中でも派遣看護師は常勤の看護師と比較するとスキルアップのスピード感が遅くなってしまう可能性が高いため、派遣看護師として働く職場へ入職する前に知識と経験を積んでおくことが理想的と言えます。
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看護師として市場価値が高ければ高いほど、派遣看護師へと雇用形態をシフトした場合にも収入を大きく下げることのない求人とのご縁に恵まれる可能性が高くなるでしょう。
参考派遣看護師あるあるとクレームなく派遣先でうまく働くために大事なこと
参考もうしんどい…派遣看護師の仕事に疲れたと思う瞬間と解決方法
派遣看護師が効率よく稼げる施設紹介

派遣看護師が効率良く高時給で働ける施設の特徴としては下記があげられます。
派遣看護師が効率よく稼ぎやすい施設
- 総合病院や大規模病院
- 高度な専門性を要求される施設
- 高齢者施設や介護施設
- 一時的な補充やイベント関連施設
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派遣看護師として働くにあたって比較的高時給である傾向がある施設として、参考程度に認識しておきましょう。

看護師転職で転職サイトを使わない方がいいは嘘?おすすめ転職サイトや転職活動のコツ、注意点を紹介!

派遣看護師が効率よく稼げる施設①総合病院や大規模病院
総合病院や大規模病院では多くの診療科目が存在し、さまざまな疾患とニーズへの対応が必要不可欠であることから、看護師として高度な専門知識やスキルが求められます。
総合病院や大規模病院の特徴
専門的な能力を持つ派遣看護師の需要も高く、看護師の中でも市場価値が高い優秀な人材が必要であることから看護師派遣の時給が比較的高い傾向にあります。
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特に、派遣看護師として病院で働き稼ぎたいという方は夜勤を視野に入れることで高時給・高収入を得られることでしょう。

【看護師向け|病院以外の転職先としておすすめの転職先(施設/職種)26選】看護師の新たなキャリアを築きたい方必見!
や職種29選】看護師のキャリアを活かした新たなキャリアを築きたい方必見!_FLD.jpg)
派遣看護師が効率よく稼げる施設②高度な専門性を要求される施設
透析センターや心臓血管センター、がんセンターなど、特定の領域に特化した施設では、高度な専門性を要求されるため、派遣看護師の需要があります。
専門性が求められる施設で、これまで培ったスキルや知識を活かすことで高時給の仕事をこなすことも方法のひとつです。
派遣看護師の中でも専門性が必要であるがゆえに時給が高い求人は採用基準も高いため、看護師として自分の市場価値を正しく把握することも大切です。
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派遣看護師の中でも専門性が必要であるがゆえに時給が高い求人は採用基準も高いため、看護師として自分の市場価値を正しく把握することも大切です。
派遣看護師が効率よく稼げる施設③高齢者施設や介護施設
高齢者施設や介護施設も時給が高い傾向にあります。
高齢者人口の増加に伴い、高齢者施設や介護施設における派遣看護師の需要が高まっています。
施設利用者の健康面や服薬管理、緊急事対応などの医療行為を担う仕事の場合、入浴解除など医療行為がほとんどない仕事と比較すると時給が高いことが一般的です。
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老人ホームや特別養護老人ホーム、デイサービスセンターなどでの勤務は、高時給で働ける場合があります。
派遣看護師が効率よく稼げる施設④一時的な補充やイベント関連施設
大規模イベントや短期的な需要増に伴い、一時的な看護師の補充が必要となる施設もあります。
展示会会場やスポーツイベント、コンサート会場などで勤務する看護師を「イベントナース」と呼び、イベントによって時給や稼働時間は幅広く高時給で1日がっつり仕事をして稼げる求人やスポットで短時間勤務する仕事などさまざまです。
しかし、単発・短期間の仕事が多く人気があるため募集枠がすぐに埋まってしまう傾向にあり、人材派遣会社や派遣看護師の求人を幅広く取り扱っている転職エージェントへの登録がマストです。
一般募集の求人広告として掲載される前に求人紹介を受けられるよう事前の段取りが鍵となります。
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特に、派遣看護師として病院で働き稼ぎたいという方は夜勤を視野に入れることで高時給・高収入を得られることでしょう。
時給重視の派遣看護師向け求人選びの落とし穴/注意点

派遣看護師として働く際に、時給の高さに焦点を当てた職場選びをする際に特に注意が必要なポイントについてお伝えします。
時給重視の派遣看護師向け求人選びの落とし穴/注意点
- 仕事内容との相性の良し悪しをを疎かにする
- 派遣看護師としての選択を視野に入れたきっかけや本来の目的を見失う
- 医療機関への派遣は法律上原則禁止
参考看護師転職サイトおすすめランキング比較16選【失敗しない選び方も解説】
仕事内容との相性の良し悪しをを疎かにする
時給が高くても、仕事内容や職場環境との相性が悪ければストレスや疲労が溜まり、長期的な働きが困難になる可能性があります。
ココに注意
時給だけに焦点を当てず、自身のスキルや興味に合った仕事内容や職場を選ぶことが重要です。働きやすさや充実感を感じられる職場で働くことで、長期的なキャリアの発展にもつながります。
派遣看護師としての選択を視野に入れたきっかけや本来の目的を見失う
時給の高さに魅かれて派遣看護師として働く選択をする場合、きっかけや本来の目的を見失ってしまうことがあります。
一時的な収入の増加を求めるだけでなく、自身のキャリアやライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
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将来的なキャリアの展望や目標を念頭に置きながら、時給だけでなく自身の成長や満足感にも着目しましょう。
医療機関への派遣は法律上原則禁止
看護師が派遣として医療期間で働くことは法律(「厚生労働省令2条」)上、原則NGとされている点には注意しましょう。
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下記施設が看護師派遣がNGとされている施設は下記の通りです。
看護師派遣がNGとされている施設
・病院
・診療所
・助産院
・介護医療院
・介護老人保健施設
・訪問介護
専門知識・技術を用いて医療行為を行うことを派遣看護師は許されておらず、人手が足りない病院においてもヘルプとして派遣看護師を派遣させることができないのが現状です。
よって派遣看護師として医療機関で仕事をすること望んでいる人は 雇用形態を改める必要があります。
ただし、正職員になることを前提とした「紹介予定派遣」、また産休の代替として派遣される「代替派遣」の場合は例外として派遣という肩書きであっても病院で働くことが許されています。
派遣で稼ぐためにまずは登録しておきたい看護師派遣会社5選

派遣看護師として稼ぐためには派遣会社への登録がマストです。
以下では実績豊富なおすすめの看護師向け派遣会社についてご紹介します。
おすすめの看護師派遣会社
- レバウェル看護派遣
- スタッフサービスメディカル
- MCナースネット
- 看護roo!
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まずは派遣会社には2〜3社登録しておくことがおすすめです。各派遣会社が取り扱う求人の特徴やサービス内容を把握し、自分が描く転職と相性が良さそうな派遣会社を登録してみましょう。
レバウェル看護派遣

レバウェル看護派遣(旧:看護のお仕事派遣)はレバレジーズメディカルケア株式会社運営の看護師派遣専門の派遣会社です。
非公開求人を多数保有。病院に限らずあらゆる施設・職場の求人を多数取り揃えています。
また実際に求人施設に訪問し、求職者が気になる情報を細やかにヒアリングしているため、求職者は気になる求人施設の職場の雰囲気含めた内部情報を入手しやすい環境で転職活動を進めらることが可能です。
スタッフサービスメディカル

スタッフサービスメディカルは看護師や介護士を中心とした医療業界に特化した人材派遣転職サイトです。
正社員・契約社員、パートやアルバイトに関する求人も取り扱っていますが、派遣求人が豊富であることが特徴のひとつ。また、利用者層の中心が40代〜60代と年齢層が高く、未経験者向けの求人が豊富であることもポイントです。
社会保険や有給などといった福利厚生も充実。スキルアップのためのセミナーも随時受けることが可能です。
看護師として派遣で復職を考えている方は注目してみてください。
MCナースネット

MCナースネットは看護師・保健師・助産師の就職・転職支援を専門とする転職サイトです。
医療・介護・ヘルスケア分野の人材事業を手がける株式会社メディカル・コンシェルジュが運営しています。
全国エリア対応で業界トップクラスの求人数を保有。正社員に限らず派遣・単発・パートなどあらゆる働き方の求人を取り扱っており、自分に合った働き方を探しやすく、派遣看護師として働くことを視野に入れている方も視野を広げて求人情報に触れられることが期待できます。
サイト上のコラムも充実しているため、有益な情報を入手してみてください。

看護師転職を成功させるためのコツとは?転職成功させるために利用すべき転職エージェントや転職サイトも紹介!
