技術職であるエンジニア職は実務スキルの高さばかりに重きを置いてしまいがちですが、実際はマルチなスキル・能力が必要です。
エンジニア転職でキャリアアップ・年収アップを目指す上で、転職は有力な手段のひとつです。
とりわけ転職で年収アップを目指す場合には、実力をつけたうえでトレンド情報を収集し適切な戦略を立てることが重要です。
本記事では、エンジニア転職で年収アップを目指す方に向けて、
- エンジニア転職で年収アップしやすい人の特徴
- エンジニアが年収アップするための手段について
- エンジニア転職で年収アップするコツ
- エンジニアが転職することで年収アップを叶えやすい理由
- 年収アップを目的としたエンジニア転職で狙うべき企業の特徴・選び方
- エンジニア転職で年収アップ実現に向けて取得をおすすめする資格を紹介
- エンジニア転職の年収アップに転職エージェントをおすすめする理由とは
- 転職で年収アップを目指すエンジニアにおすすめの転職エージェント・転職サイト
- ITエンジニアの転職・年収事情
- エンジニアが活躍する年収が高いIT企業ランキング
などをご紹介します。
エンジニア転職でキャリアアップ・年収アップを実現するためにひとつ参考にしてみてください。
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エンジニアで年収アップしやすい人の特徴
エンジニア転職で年収アップしやすい人の特徴としては下記の通りです。
エンジニアで年収アップしやすい人の特徴
- 技術スキルの高さ
- 経験/実績豊富な人
- コミュニケーション能力が高い人
- 自己アピールができる人
- 業界のトレンドに敏感な人
- 資格を取得している人
- マーケティングスキルがある人
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転職FIELD編集部
年収アップしやすい人の特徴①:プログラミングスキルの高さ
エンジニアの場合、プログラミングスキルは非常に年収を左右する重要なポイントとなります。
技術スキルが高い人ほど、高い報酬を得られることが多くなります。
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転職FIELD編集部
転職先で求められる技術スキルを把握し、自分のスキルを向上させることがエンジニア転職における年収アップに繋がります。
年収アップしやすい人の特徴②:経験豊富な人
経験が豊富な人ほど、プロジェクトの遂行能力が高くなります。
また、経験がある人は、問題解決能力が高くなるため、現場での貢献度が高まります。
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転職FIELD編集部
企業側から見ると、リスクの少ない人材となるため、高い報酬で年収を提示される可能性が高いです。
年収アップしやすい人の特徴③:コミュニケーション能力が高い人
エンジニアの仕事は、他の部署とのコミュニケーションが欠かせません。
コミュニケーションがスムーズに行われることで、プロジェクトの進行がスムーズになり、企業側からの評価が高まります。
コミュニケーション能力がポイント
コミュニケーション能力が高い人は将来的に管理職ポジションに就きやすく更なる年収アップを実現するのにも有利です。
参考【2023年4月】ITエンジニアの年収が低い理由は?給料アップの方法も紹介
年収アップしやすい人の特徴④:自己アピールができる人
エンジニア転職に限ったことではなく自分自身をアピールすることができる人は、転職先での交渉力が高まります。
自己PRをしっかりと行い、自分自身の価値を企業側に伝えることが大切です。
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転職FIELD編集部
まずはエンジニアとしての自身の市場価値を客観的な視点をもって正しく把握するところから始めていきましょう。
年収アップしやすい人の特徴⑤:業界のトレンドに敏感な人
エンジニアの業界は常に進化しています。
最新の技術に対して敏感であることが、求人に選ばれるポイントとなります。
業界トレンドを常にチェックし、自分自身のスキルアップにつなげることが大切です。
【未経験もOK】IT / WEBエンジニアにおすすめの転職サイト10社をランキング比較
年収アップしやすい人の特徴⑥:資格を取得している人
資格が必ずしも転職に有効に働くとは言い切れませんが、専門職であるエンジニアの場合は実績やスキルをアピールするうえでのひとつの評価対象となる引き出し(資格)を取得していることで高い評価に繋がりやすい傾向にあります。
専門性が高い資格を取得しておくことで、エンジニアとしての市場価値が上がり年収アップにも期待できます。
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転職FIELD編集部
エンジニアの年収・キャリアアップにおすすめの資格については当記事の「エンジニア転職で年収アップ実現に向けて取得をおすすめする資格を紹介」を参考にしてみてください
年収アップしやすい人の特徴⑦:マーケティングスキルがある人
エンジニアが必要なスキルとして、プログラミング言語や管理職ポジションにつくためのマネジメントスキルの他に、プラスアルファで「マーケティングスキル」があることで市場価値を格段に高めることができます。
精度を問わず膨大な情報量がはびこる現代においては、マーケティングスキルがあることで自らが的をついた施策をプロデュースし、大きな成果を上げることが期待できるためです。
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転職FIELD編集部
マーケティングスキルを兼ね備えたエンジニアは市場価値が高い人材として重宝されること間違いありません。
エンジニアが年収アップするための手段について
エンジニアが年収アップを実現する方法には大きく「好条件の企業への転職」「フリーランスに転向」の2つがあげられます。
エンジニアが年収アップするための手段について
- 好条件の企業に転職する
- 上流工程を担当する
- フリーランスに転向する
- 副業する
企業のいち社員としての転職と個人事業主(フリーランス)に転向する各々の手段についてポイントを絞ってご紹介しておきたいと思います。
参考エンジニアの平均年収は高いのか?実際の年収と給料アップの方法とは
好条件の企業に転職する
エンジニアが年収アップするための方法としてまずあげられるのが今よりも好条件な企業への転職をすること。
年収アップを実現するために注目すべき企業の特徴としては、「大手企業」「外資系企業」「業績好調な企業や業界」「実力主義のスタートアップ企業」「中途採用実績が高い企業」などがあげられます。
とは言っても、今よりも好条件かつ後悔しない企業を選ぶことは実際簡単ではありません。
好条件への企業に転職するできる程の市場価値があるかどうかを把握し、給与などの待遇面の他、相性の良い労働環境である必要があります。
非公開求人を多数取り扱っている転職エージェントやヘッドハンティング制の転職サイトを活用し、市場価値を評価してもらえる求人と出会える確率を高める方法がおすすめです。
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転職FIELD編集部
年収アップを見込める企業選びのポイントについては、当記事の「年収アップを目的としたエンジニア転職で狙うべき企業の特徴・選び方」をご確認ください。
上流工程を担当する
エンジニアとしての年収を向上させるための方法の2つめは、上流工程を担当することです。
エンジニアの上流工程とはエンジニアの上流工程とは、企画・要件定義・基本設計・詳細設計 にあたる工程を指し、上流工程を担当することで開発案件の全体の流れを把握することができます。
上流工程を担当するには幅広い知識が必要であり、比較的年収が高い傾向にあるのです。
フリーランスに転向する
エンジニアが年収アップを実現する方法の2つめとして、会社員からフリーランスに転身することもひとつ。
市場価値の高い経験やスキルを持っているエンジニアであれば、フリーランスに転向することで会社員でいるよりも高い年収を得られる可能性が高いです。
ただし、フリーランスになることで税金の手続きを自分で行ったり、適用する健康保険の種類が変わったりと、会社がやってくれていた公的な手続きをすべて自分で行う必要があり、福利厚生を手放すことにはなります。
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転職FIELD編集部
技術やスキル面も独自でスキルアップしていく必要がある大変さを覚悟のうえで、フリーランスになったことを後悔しないよう自己研鑽していくことが大切です。
副業する
エンジニアとして比較的すぐに収入をあげる方法としてあげられるのが副業です。
転職需要が高いエンジニアは副業向けの求人案件も豊富であるため、現行と並行することやプライベートを考慮のうえで条件に合った求人の有無やバリエーションをまずは探すところから始めてみるといいでしょう。
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転職FIELD編集部
勤務先で昇給や昇格するにはタイミングや一定の期間が必要となる可能性が高いため、副業という手段で着実に収入を見込みつつスキルアップすることもおすすめです。
参考転職で年収が上がるエンジニアの特徴5つを解説!資格やエージェント3選も紹介
エンジニアが転職することで年収アップを叶えやすい理由
着実にスキルや知識を習得・アップデートし実績を積み上げているエンジニアは転職することで年収アップを実現しやすいといった職種ならではの特徴・傾向があります。
エンジニアが転職することで年収アップを叶えやすい理由は下記の通りです。
エンジニアが転職することで年収アップを実現しやすい理由
- プログラミング言語は共通言語
- 転職回数の多さがプラスになることも
- 人材確保における競争力の激化
- 企業内におけるIT部門の価値が上がった
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転職FIELD編集部
理由について以降で詳しく解説していきます。
参考エンジニアの平均年収はいくら?年収アップする転職のコツと併せて年齢・職種・取り扱い言語別に紹介
プログラミング言語は共通言語
エンジニアが転職することで年収アップを叶えやすい理由のひとつは、プログラミング言語が共通言語として機能するという点です。
異なる企業や業界、国境を跨いでの転職においても、必要とされるプログラミング言語に精通していれば即戦力としてを活躍しやすく、新しい環境であっても適応しやすいことが特徴としてあげられます。
よって市場価値が高いと感じてもらえる実力があれば、転職先によっては今の会社にいるよりも高い年収を掲示されたり、転職後のキャリアアップ次第で収入アップを叶えやすいのです。
転職回数の多さがプラスになることも
エンジニアとしての「転職回数が多い=転職に不利」に働くとは限らず、転職を繰り返すごとのキャリアや実績に応じては、計画性と行動力かつスキル・キャリアアップに意欲的な人物として採用の場でプラスに働く可能性も十分にあります。
特に前述したようにエンジニアが用いるプログラミング言語は共通言語であるため転職をスキルアップの手段と位置付け前向きな動機で転職をする人も珍しくない職種です。
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転職FIELD編集部
大切なのは転職回数が多いことをマイナスに誤解されることなく、プラスにアピールできるか否かです。
人材確保における競争力の激化
エンジニアが転職することで年収アップを実現しやすい根底には時代背景が根強く関係しています。
エンジニア人材の慢性的な人材不足が続いている中でのコロナウイルスの流行により、各企業のDX化が急速に進んでいることで更なる人材不足を加速させているといった背景があります。
年収水準の高い企業に負けじと優秀なエンジニア人材の確保をするために、給与水準を高く設定し採用する動きが活発に生じているのです。
よってエンジニアは転職することで今の会社に勤めているよりも好条件で転職できる可能性が高いと言えます。
まとめ|エンジニアが転職することで年収アップを叶えやすい!
エンジニアは「エンジニアの仕事内容の特性」「現代における需要と競争力の高まり」により計画的に転職を繰り返すことで年収アップを実現できる可能性が高い職種です。
ただし、あまりにも転職回数が多かったり、転職動機に説得力がないケースでは採用に不利に働いてしまう点には注意です。日頃から目標感を持ち実績を積みステップアップしたタイミングで転職や独立することが適切と言えます。
企業内におけるIT部門の価値が上がった
企業におけるIT部門はかつては利益を生み出す特性がなく開発費用などのコストばかりがかかる分野の仕事として位置づけられていましたが、時代は大きく変わりつつあります。
今やIT部門における活発なシステム導入など、I T技術を駆使することで事業を生み出したり、課題を解決することで企業に利益をもたらすことができるため市場価値が高まってきているのです。
ITの価値が上がることで自ずとITエンジニアの市場価値が上がっていることも転職することでエンジニアが年収アップを実現できる背景としてあげられます。
参考30代エンジニア2180人に聞いた平均年収の実態と満足度
エンジニア転職で年収アップするコツ
エンジニア転職で年収アップするためのコツは以下の通りです。
エンジニア転職で年収アップするコツ
- 年収の高いプログラミング言語を学び転職する
- スキルアップに積極的に取り組む
- 自己アピールをしっかりと行う
- 求人情報をよく調べる
- ネットワークを広げる
参考ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説
年収アップするコツ①:年収の高いプログラミング言語を学び転職する
ITエンジニアとひとくくりに言っても、使用言語は多岐にわたっており専門とする言語によって市場価値が異なるため、年収にも差がつきます。
よって、エンジニアで年収アップを実現するために、年収が高い言語を習得したり、これから需要が高まるとされる言語に注目し、好条件の求人案件に挑戦できるように準備しておくことも方法のひとつです。
エンジニアは専門とする言語として何を選ぶかどうかで需要の高さと共に年収にも大きな差が開いてしまいます。
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転職FIELD編集部
業界の動向に注目し、時代を先読みすることで自ずと習得すべきスキル・言語に目をつけることが後の収入アップに繋がりやすいことがポイントです。
求められる技術スキルに合わせた履歴書やポートフォリオを作成し、アピールしていきましょう。
参考エンジニアで年収1000万を叶えるには?稼げるまでの道のりと必要スキルを紹
年収アップするコツ②:スキルアップに積極的に取り組む
業界内で求められるスキルは常に変化しています。
自分自身のスキルアップに積極的に取り組み、新しい技術やツールを習得することで、転職先での評価を高めることができます。
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転職FIELD編集部
自分が持っているエンジニアとしての技術スキルと、希望する転職先で求められる技術スキルを比較し、不足しているスキルをあらかじめ習得しておくことで理想の転職を実現できる可能性が高まります。
年収アップするコツ③:自己アピールをしっかりと行う
エンジニア転職では転職先での自分自身のアピールが大切です。
自分のスキルや経験を明確に伝え、企業側からの評価を高めることができれば、高い報酬を得やすくなります。
年収アップするコツ④:求人情報をよく調べる
転職先の企業や求人情報をよく調べることで、自分に合った企業やポジションを見つけることができます。
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転職FIELD編集部
また、求人情報に書かれていない条件や待遇についても、面接時にしっかりと確認することが大切です。
参考 システムエンジニア(SE)の年収は?転職して年収はあがるか?
年収アップするコツ⑤:日頃から仕事上のネットワークを広げる
業界内の人脈を広げることで、情報収集や転職先の紹介を受けることができます。
ネットワークを広げトレンドにアンテナを立てることはエンジニアに限らずキャリアに役立つ機会や情報を得られる可能性がありますが、IT・Web業界を中心に求められるスキルのアップデートが必要とされるエンジニアにとって社内外問わず仕事の延長上でネットワークを広げておくことは大切です。
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転職FIELD編集部
会社以外のコミュニティーを広げて、エンジニアとしての自己研鑽をはかりつつ情報収集に努めていきましょう。
参考ITエンジニアへの転職で年収アップするには?年齢・職種別の年収目安
参考30代の現役システムエンジニアが自分の年収をぶっちゃけます【本音で語る】
年収アップを目的としたエンジニア転職で狙うべき企業の特徴・選び方
年収アップを目指すエンジニアが転職で狙うべき企業の特徴や選び方は以下のようになります。
年収アップを目的としたエンジニア転職で狙うべき企業の特徴・選び方
- 技術力の高い企業を狙う
- スタートアップ企業を狙う
- 中途採用実績が高い企業を狙う
- 福利厚生が充実している企業を狙う
- 勤務地や通勤時間に注意する
技術力の高い企業を狙う
技術力が高い企業は、エンジニアにとって成長やスキルアップにつながることが多く、高い報酬を得やすい傾向にあります。
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転職FIELD編集部
エンジニアで年収アップしやすい企業というのはキャリアアップしやすい環境が整っている技術力が高い会社ということですね。
業界内での評価が高い企業や、オープンソースの貢献度が高い企業などがその代表例です。
スタートアップ企業を狙う
スタートアップ企業は、新しい技術やビジネスモデルを開発しているため、エンジニアにとってはやりがいや成長機会が多く、高い報酬を得やすいことがあります。
ただし、リスクも高いため、選ぶ際には事業計画や経営陣の信頼性などをよく確認することが大切です。
中途採用実績が高い企業を狙う
年収アップを実現するための企業選びでは、エンジニア職の中途採用実績が豊富な企業を選ぶことも方法のひとつ。
すでに実績・スキルのあるエンジニアを中途で積極的に採用している企業は、求められる実績・スキルレベルの高さと共に年収水準が高く、入社後も切磋琢磨しスキルアップをはかれる環境であることが期待できるためです。
一方で、エンジニアが不足しており採用を急ぐ企業が数々ある中で、若手人材に注目し未経験者採用の割合が多い企業は給与が安く、求められるスキルレベルの水準が全体的に低い可能性が高いと考えられます。
福利厚生が充実している企業を狙う
福利厚生が充実している企業は、エンジニアにとっては待遇が良く、長期的なキャリアアップにつながることが多く、高い報酬を得やすいことがあります。
福利厚生の例
例えば、社員持株会や社員旅行、育児休暇制度、フレックスタイム制度などが充実している企業が挙げられます。
勤務地や通勤時間に注意する
通勤時間や勤務地が長い場合、エンジニアにとってはストレスがたまり、キャリアアップにも影響が出ることがあります。
また傾向として、企業やエンジニアの職種によっては、長時間労働を強いられるケースも少なくありません。
ほど良い距離で通勤できる、または会社に福利構成により家賃補助付きで通いやすい家を借りられる企業を選ぶことも大切です。
最近だと、リモートワークにも対応している企業も増えています。
無理しすぎることなく仕事を継続できる環境を探し求めることもポイントです。
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転職FIELD編集部
そのため、勤務地や通勤時間には注意を払い、自分に合った条件を選ぶことが大切です。
参考転職で年収アップするITエンジニアが増加中、需要拡大が背景に
エンジニア転職で年収アップ実現に向けて取得をおすすめする資格を紹介
エンジニア転職で年収アップするために取得すべき資格は、以下のようなものがあります。
AWS認定資格
AWS(Amazon Web Services)は、クラウドサービス分野でトップクラスのシェアを誇っています。
AWS認定資格を取得することで、クラウドサービスの設計や運用に関するスキルが証明されるため、エンジニアの市場価値を高めることができます。
PMP資格
PMP(Project Management Professional)資格は、プロジェクトマネジメントに関する国際的な資格です。
プロジェクトマネジメントに関する知識やスキルが証明されるため、マネジメント職に転職する際に有利になることがあります。
Oracle Certified Professional
Oracle Certified Professionalは、Oracle Databaseの設計、開発、運用に関するスキルを証明する資格です。
データベースのエキスパートとしての市場価値を高めることができます。
Cisco Certified Network Associate
Cisco Certified Network Associateは、ネットワーク技術に関する資格です。
Cisco製品を使用したネットワーク設計や運用に関するスキルが証明されるため、ネットワークエンジニアの市場価値を高めることができます。
ITIL Foundation
ITIL(Information Technology Infrastructure Library)Foundationは、ITサービスマネジメントに関する資格です。
ITサービスの設計や運用に関するスキルが証明されるため、ITサービスマネジメント職に転職する際に有利になることがあります。
ただし、資格を取得すること自体が目的ではなく、自分がやりたい仕事や目指すキャリアに合わせて、取得する資格を選択することが大切です。
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転職FIELD編集部
また、資格を取得するだけでエンジニア転職で年収アップに直結するわけではありません。
実務経験やスキルアップにも取り組むことが必要です。
参考エンジニアが転職して年収アップさせる方法をITエンジニアの私がまとめた
エンジニア転職の年収アップに転職エージェントをおすすめする理由とは
エンジニア転職において、転職エージェントの利用は有効な手段のひとつです。
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転職FIELD編集部
エンジニア転職で転職エージェントの利用をおすすめする理由は以下の通りです。
エンジニア転職の年収アップに転職エージェントをおすすめする理由とは
- 転職に必要とする情報の精度が高い
- 面接対策や書類の作成支援がある求人がない
- 自分に合った求人を紹介してもらえる
- 面接日程の調整を代行してくれる
- 必要に応じて、給与/年収交渉を代行してくれる
参考 IT業界の平均年収とは?企業別・職種別で平均年収を紹介
参考エンジニアの平均年収が1000万円超えている企業をまとめてみた
転職に必要とする情報の精度が高い
転職エージェントに登録することで、求人紹介を受けられると同時に転職を希望する業界や職種、企業にまつわるトレンド情報や求人内容のより詳細な情報を入手しやすくなります。
独自で転職活動を進める中で、業界や職種、企業研究を自力で行うよりも情報の精度が高く効率的に情報を手にできることが転職エージェントを利用するメリットとして感じられることでしょう。
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転職FIELD編集部
特に技術職であるエンジニア職は専門性を求められるうえに業界の動向が目まぐるしいことから、実力があることを前提に情報力が転職成功を左右すると言っても過言ではありません。
参考ITエンジニアの平均年収が低い理由とは?収入を上げる方法を紹介
面接対策や書類の作成支援がある
転職エージェントは、面接対策や書類の作成支援など、転職活動に必要なサポートを行ってくれることがあります。
特に初めて転職活動を行う方や、スキルアップを目指す方にとっては、その支援は非常に有用です。
自分に合った求人を紹介してもらえる
転職エージェントを利用すること、求職者の希望条件や保有スキル、経験などを考慮したうえで、求職者に合った求人企業を紹介を受けられます。
プロの視点で客観的に選んだ求人であるため、自分で求人を探すよりもより相性の良い企業に出会える可能性が高まることが転職エージェントで求人紹介を受けるメリットのひとつです。
特にエンジニア職のような専門職が利用する転職エージェントでは、IT /Web業界やエンジニア職に精通した担当者が求人紹介をしてくれるケースが一般的。
転職エージェントならではの非公開求人を紹介してもらえる可能性もあります。
「非公開求人」とは
非公開求人とは、一般的にネット上や広告など、公にしていない求人のことを指します。非公開求人には人気が殺到することが見込まれる好待遇・好条件の求人や、人材確保を急いでいる求人、重役ポジションの求人が含まれている傾向にあります。
参考エンジニアの平均年収はいくら?年収アップする転職のコツと併せて年齢・職種・取り扱い言語別に紹介
面接日程の調整を代行してくれる
企業との面接日程の調整は、個人で行うよりもエージェントを通じて行う方がスムーズです。
転職エージェントを利用することで面接日程における企業間との調整を代行してくれるため、自分が希望する日程に合わせて調整しやすく、仕事をしながらの転職活動で忙しい中でありがたみを感じられることでしょう。
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転職FIELD編集部
転職エージェントを複数併用している場合は、あらかじめ双方の担当者に併用していることを伝えてスケジューリングについてもスムーズに行えるようにしておくことが必要です。
必要に応じて、給与/年収交渉を代行してくれる
転職エージェントを利用することで給与や年収など、雇用条件における交渉ごとも適宜代行してくれるため安心です。
慣れない待遇面についての交渉を企業と直接とり行うことは、時にリスクが生じることも懸念されます。
第三者である担当者の提案により客観的な情報をもって交渉をスムーズに進めていけることが期待できるため、必要に応じて担当者に早めに相談してみてください。
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転職FIELD編集部
内定通知書を受け、内定承諾前に給与/年収交渉を行うことが一般的です。早めに交渉の余地があるかどうか担当者に相談するといいですよ。
以上の通り、転職エージェントの利用はエンジニア転職において有用な手段のひとつと言えます。利用する転職エージェントを絞ってまずは試しに利用してみてください。
転職エージェントの複数利用でおすすめの組み合わせを紹介!併用のメリット・デメリットとは
参考「ITエンジニアは転職した方が収入が増えるバグ」、数字からも明らかに 生涯年収に1000万円の差
参考ITエンジニアの年収の上げ方5選!収入アップの秘訣とは?
転職で年収アップを目指すエンジニアにおすすめの転職エージェント・転職サイト
こちらでは年収アップ・キャリアアップを転職目的としたエンジニアに向けて、利用をおすすめする転職エージェント・転職サイトを厳選してご紹介します。
転職で年収アップを目指すエンジニアにおすすめの転職エージェント・転職サイト
- リクルートエージェントIT
- マイナビITエージェント
- レバテックキャリア
- ギークリー(Geekly)
- ビズリーチ
- リクルートダイレクトスカウト
参考年収1000万を超えるITエンジニアの共通点!高年収のITエンジニアランキングなども紹
リクルートエージェントIT
リクルートエージェントITは、株式会社リクルートが運営するITエンジニアの求人・転職サポートに特化した転職エージェントです。
リクルートならではの広いネットワークを有しており、エンジニア向けの公開求人約9万件・非公開求人約8万件を保有。(2023年4月6日時点)エンジニア業界において最大級の求人ボリュームを誇っており、エンジニアの転職には欠かせない存在です。
数々の実績により培ってきた転職ノウハウをバックに、エンジニア職に精通したキャリアアドバイザーによるサポートを受けられます。
マイナビITエージェント
マイナビITエージェントは株式会社マイナビが運営するエンジニア特化の転職エージェントです。
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20代〜30代のエンジニアを主な利用者層としており、初めての転職でも丁寧にサポートしてもらえるので安心です。
求人の質・量共に高いことが見込めるため、IT /webエンジニアとしてキャリア・年収アップを着実にはかりたい方はチェックしてみてください。
マイナビIT AGENTの口コミ / 評判は?利用するメリットとデメリットを解説!
マイナビIT AGENTは、ITエンジニアを中心にIT業界への転職希望者に向けて転職サポートをしているマイナビエージェントの専門サービスです。この記事では、マイナビIT AGENT利用者の口コミ / 評判から、サービスの特徴と注意点、メリット / デメリットを解説しています。
参考【30代】ITエンジニアの年収とキャリアを徹底解説!30代前半と後半の違いは?30代未経験でも可能?活躍する為の注意点は
レバテックキャリア
レバテックキャリアはIT/webエンジニアやデザイナーの転職サポートに特化した転職エージェントです。
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ギークリーは、IT / WEB / ゲーム業界に特化した転職エージェントで、エンジニア向けの求人を多数取り揃えています。
公開求人は約17,000件。業界特化ならではの求人の質と専門性あるサポート力を武器とし、IT / WEB / ゲーム業界志望の転職を丁寧にサポート。内定までの期間は平均30日以内と、効率的に転職活動ができる可能性が高いです。
最新データによるとギークリー利用者の81%が年収アップを実現。求職者の強みを引き出し、精度の高い求人提案力により求職者がより飛躍できる企業とのマッチングに期待できます。
ビズリーチ
ビズリーチ はは幅広い業界や職種の求人を取り扱う国内最大級のハイキャリア向けスカウト制転職サービスです。
国内・海外問わず管理職・専門職の求人に特化しており、年収1,000万超の求人が全体の3分の1超。
全体の公開求人83,216件のうち、エンジニア関連職種の求人は19,768件と高い割合を占めています。非公開求人や独占求人の質・量が豊富であることも魅力のひとつ。
ビズリーチ を利用するにふさわしい人材かどうかを判断するために、会員登録後に審査があり通過した人には会員属性が決定されるうえに、企業またはヘッドハンターからのヘッドハンティング制につき、技術職であるエンジニアとしての市場価値をリアルにはかりやすいこともポイントです。
ビズリーチには無料と有料の2つのプランがあり、プランによってサービスの適用範囲が異なります。
転職するかどうか検討中の方もまずは登録してみることをおすすめします。
参考エンジニアが年収1000万超を目指す方法11選/稼げる人の共通点
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは年収800万以上クラスの求人を中心に取り扱う、ハイクラス向けスカウト制転職サービスです。
「登録したら後は待つだけ」といったシンプルなスタイルが定評。受け取ったスカウトの求人に応募するだけでなくヘッドハンターにコンタクトを取ることで転職サポートを受けることも可能です。
ハイキャリア向けの求人に特化していながらも求人数15万件超と豊富。IT業界の求人を最も多く取り扱っています。実績・専門性の高いエンジニアの方にも好条件の求人に出会えることが期待できる転職サービスのひとつです。
参考ITエンジニアの平均年収は?低いと言われる理由や給料UPの方法も紹介
参考【職種別・企業別】エンジニアの平均年収ランキング!転職で年収アップする方法も解説します!
ITエンジニアの転職・年収事情
エンジニアの転職・年収事情についてお伝えしておきたいと思います。
doda調べによると、ITエンジニアの直近年度の平均年収は「442万円」(2022年12月)です。
以降では世代別や職種別といったあらゆる角度から見た平均年収によりITエンジニアの収入事情を探っていきましょう。
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エンジニアの世代別 平均年収
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ITエンジニアの職種別平均年収
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転職FIELD編集部
ITエンジニアの平均的な給与・年収事情を把握しておくことで、参考までにエンジニアとしての自分の市場価値をはかるといいですよ。
ITエンジニアの世代別平均年収
エンジニアの世代別(20代・30代・40代・50代)年収は下記の通りです。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
---|---|---|---|
367万円 | 495万円 | 621万円 | 694万円 |
出典元:doda
また、職種の垣根なく全体しての世代別平均年収とエンジニアの世代別平均年収を比較したものを下記表で確認しましょう。
世代 | ITエンジニアの平均年収 | 全体の平均年収 |
---|---|---|
20代 | 367万円 | 342万円 |
30代 | 495万円 | 435万円 |
40代 | 621万円 | 495万円 |
50代 | 694万円 | 596万円 |
出典元:doda
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転職FIELD編集部
40代以降にエンジニアの平均年収は全体の平均年収を大きく上回っていますね。
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転職FIELD編集部
全体の平均年収と比較と比較するとエンジニアの平均年収はいずれの世代も高いものとなっています。実務に対する対応力が未熟な20代では他職種と比較しさほど年収に大差はありませんが、年齢を重ねてキャリアアップ・スキルアップをすることで年収の上げ幅が高いことが見てとれます。
参考うわっ、日本のITエンジニア給料安すぎ・・・? 海外の年収の半分は本当か
ITエンジニアの職種別平均年収
ITエンジニアの職種別平均年収のランキングは以下の通りです。
ITエンジニア職種 | 年収 |
---|---|
プロジェクトマネージャー | 686万円 |
プリセールス | 594万円 |
ITコンサルタント | 590万円 |
IT戦略/システム企画 | 587万円 |
研究開発 | 549万円 |
データサイエンティスト | 513万円 |
システム開発/運用 | 463万円 |
セキュリティエンジニア | 457万円 |
サーバーエンジニア | 453万円 |
出典元:doda
参考SE年収アップ大作戦~26歳、35歳で分岐点がやってくる!~
ランキング【1位】:プロジェクトマネージャーの世代別平均年収(686万円)
プロジェクト全体を管理するリーダー的ポジションの「プロジェクトマネージャー(PM)」が最も平均年収が高いITエンジニア職種としてランクイン。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
---|---|---|---|
497万円 | 683万円 | 804万円 | 852万円 |
出典元:doda
広範囲にわたるスキル・知識が求められるだけでなく、プロジェクトの責任者としてマネジメント力・コミュニケーション力を要するマルチなポジションであり、組織における管理職に匹敵する職種であることから年収が高いという見方ができます。
ITエンジニアとしての豊富なスキル・実績あって立てる役職であるため、30代以降に年齢が上がるにつれて大きく年収の上げ幅があるようです。
ランキング【2位】:プリセールスの世代別平均年収(594万円)
20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
---|---|---|---|
434万円 | 576万円 | 885万円 | – |
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プリセールスとはクライアント企業でシステム導入を検討している段階で、営業と同行し技術面での細かなヒアリングや提案のサポートを行い、営業職をサポートするエンジニア職種を指します。
実務経験が豊富であるからこそ担えるポジションであり、システム導入の提案にあたってサンプルを作成することもあります。
企業の課題をシステム導入により解決したり、エンジニアとしての実務経験とスキルを活かした付加価値のある提案力が求められるため、スキルだけでなく外部とのコミュニケーション能力が一層必要な職種です。
ランキング【3位】:ITコンサルタントの世代別平均年収(590万円)
20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
---|---|---|---|
448万円 | 655万円 | 871万円 | 884万円 |
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ITコンサルタントはSE(システムエンジニア)の上級職として位置づけられている職種であり、ITにより企業の課題を解決する仕事です。
エンジニアとしての実務経験を活かして、企業への提案また解決に向けて立ち上がったプロジェクトのマネジメントを行う立場であり、幅広い業務経験と知識、コミュニケーション力が求められます。
参考 Webエンジニアの年収はどのくらい? 年収アップの方法を解説
参考IT系年収を16職種別に解説!平均390~928万円が相場
エンジニアが活躍する年収が高いIT企業ランキング
エンジニアが活躍するIT企業の年収ランキングを参考までに確認しておきたいと思います。
ランキング | 企業名 | 年収 |
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1位 | 「スクウェア・エニックス・HD 」 | 1,469万円 |
2位 | 「ソフトバンクグループ 」 | 1,322万円 |
3位 | 「野村総合研究所」 | 1,232万円 |
4位 | 「シグマクシス」 | 1092万円 |
5位 | 「日本オラクル」 | 1073万円 |
6位 | 「三菱総合研究所」 | 975万円 |
7位 | 「KDDI」 | 936万円 |
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転職FIELD編集部
大手のIT企業になると、平均年収1000万超も珍しくありません。
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転職FIELD編集部
エンジニアとしてのスキルアップと実績の積み上げに伴い、転職という方法で年収アップを実現させるために転職する企業を厳選して選考対策を練ることも方法のひとつです。転職サービスを利用する際は応募したい企業の求人取り扱いの有無や現在の募集状況を事前に確認しておくとスムーズです。
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エンジニア転職で年収アップ狙う際の会社の選び方
エンジニア転職で年収アップ狙う際の会社の選び方について意識すべきことをご紹介します。
「待遇の良い会社を選ぶことが重要」
エンジニア転職で年収アップ転職を考える際、まず最初に注目すべきなのは、待遇が良い会社です。
これは当たり前のことのように感じるかもしれませんが、
実際には多くのエンジニアが自らの可能性を制限してしまうことがあります。
例えば、「英語が苦手だから外資企業は選択肢から外す」といった自己制限がありますが、
これは本来の能力を発揮する機会を逃してしまう可能性があります。
能力の不足に対しては計画的な準備が必要ですが、エンジニア転職で年収アップの可能性を広げるためには、
まずは自らの制約を見直す必要があります。
「待遇の良い会社」を見つけるためには、基本的なアプローチが重要です。
具体的には、社員の給与を調査し、その待遇が良いと思われる会社を探すことが一つの方法です。
有価証券報告書や、『OpenMoney』『OpenSalary』『OpenWork』などの情報を活用して、
エンジニア転職で年収アップを狙う為にエンジニアの給与水準を把握しましょう。
「穴場の会社を探す方法はないか」と思われるかもしれませんが、
これらの会社は常に求人を出しており、自分の経験に適した求人がオープンしている可能性が高いです。
王道を進み、給与水準の高い企業を目指すことで、
エンジニア転職で年収アップへの成功の道が開けるでしょう。
まとめ
本記事ではエンジニア転職で年収アップを実現させたい方に向けて、求められるスキルや資格、転職活動をするうえでのコツをお伝えしました。
エンジニアの方が年収アップを目指すうえで、最も大切なのは、「自分の市場価値を正確に把握したうえで、経験値・スキル不足を洗い出し日々レベルアップする」ことです。
エンジニアとして転職活動を行う際は転職エージェントを利用し、エンジニアに精通したプロのサポートをいかすことで年収アップを実現できる可能性を高めることをおすすめします。
現状把握と中長期的なキャリアイメージを明確にすることで、理想のキャリア・年収を築いていきましょう。